「本当に嫌だったら(or 本当に好きだったら)、もっと頑張るんじゃないですか⁇」
多くの親御さんが子どもにもっと奮起して欲しくて
します。
そして「もっと本気が見たい!」と冒頭のような質問をしてこられます。
「本当に好きならもっと本気になって頑張るだろう」
「本当に嫌なら、ちゃんと考えて行動するだろう」
それは大抵の場合、うまくいかないです。
「制限かけたら、すごくがんばりました!!」
「好きなもの取り上げたらすごくやる気をだしました!」
って聞かないんですよねー。
唯一たまに聞くのが
「ご褒美設定したら、がんばりました!」
ですかねー。
これにはたいてい
「でも、続かないんですよ。頑張りが定着しなくて」
が続きます。
まあ、そりゃそうですよね。
お仕事でこのプロジェクト成功させたらボーナス+10万!
ってなって、それもらった後同じ出力で頑張ります?
終わったら戻りますよねー。
いわゆる外発的動機づけは継続や定着がしにくいです。
話が逸れました。
戻して。
子どもにがんばってほしくて
などはあまりうまくいきません。
理由は2つ。
1つは、頑張っているところを見たいのは親だからです。
親が単純に子どもが頑張ってる姿を見たいだけ。
そこを自覚しましょう。
もし、言えたらおもしろいです。
2つ目は「頑張る」が
多くの人が「コツコツできる」のが良いと考えてます。
なんで⁇
世の中にはコツコツが向いてる人と一気にやるのが向いてる人がいます。
子どもさんはどちらでしょう?
また、頑張るとは、何をどうすることですか?
ここがはっきりしてないと、頑張ろうったって頑張れません。
で、もしご褒美やペナルティが頑張るに寄与するのであれば積極的に取り入れるのがよいと思います。
あと、もう一つ学習性無力感の話をします。
学習性無力感とは、何度も何度も失敗したと感じることによって、頑張れなくなってしまう状態です。
何度やっても解けないと、自分には算数のセンスがないと思ってしまうような感じですね。
よく漫画であらゆる攻撃手段で攻撃したのに全て防御されなす術がなく落胆する、そんなシーンがあったりしますが、あれのもっと長期的潜在的に刷り込まれていく感じです。
さて、ご褒美やペナルティを与えてみるけど、何度も失敗した場合、子どもも自身を無くします。
同時に親の方も子どもをうまく導けなくて、自信をなくします。
がっかりします。
がっかりついでにすごく怒ったりします。
子どもをなんとかするのではなく、一緒に今目の前にある課題をやるためにがっかりついでにすごく怒ったりします。
なので、ご褒美、ペナルティの代わりに私が提案したいのは「作成会議」です。
子どもをなんとかするのではなく、一緒に今目の前にある課題をやるために
などを一緒にだして整理しておくとよいです。
親の方も自信喪失しなくて済みます。
一度決めたらお試し期間を設けて検討するのがおすすめです。
一回決めたら、それをマイナーチェンジせず、ちゃんと守らせようとジャッジマンになる親御さん多いんですよねー。
もしかしたらルールが不適切かもしれないのにー。
なんにせよ、子どもとの対話です。