【中1ギャップ】(ちゅういちギャップ)とは、日本の一部の児童が、小学6年生から中学1年生に進級した際に被る、心理や学問、文化的なギャップと、それによるショックのことである。wikipediaより
小学生から中学生になると言うのは、とても負荷のかかることです。
転職や転居と同じくらいと言っても過言ではないと思います。
子どもは大人ほどの経験の蓄積がありません。
なので、大人が想像する以上に子どもにとっては負担がかかります。
なので、「でも同じ小学校の子もいるじゃん!」などと気休めを言うと子どもはどんな気持ちがするのか考えてみる必要があります。
(そもそも、気休めというのは「他の視点も与えてあげたい」というどうでもいいお節介なので、私はやめるべきだと思っています。それよりも前に、ひとまず気持ちを聞いて共感が必要。共感なしの助言は百害あって一利なしだと考えています。って言っても難しい〜と悶えております…。)
今回は中1ギャップに備えるために私が息子と中1になる年の1月から中学入学後の4月までやっていたことをご紹介します。
息子はあまり他者と比較をしないタイプなので、参考にならないこともあるかもしれませんが、お役に立てると幸いです。
状況
年が明けて1月。
1年間、どんな年にしたいかを考えるビジョンマップを描きました。
準備として、
を伝えました。
元々、
中学校に入ったら受験のために勉強せんといけんけぇ、いっぱい遊べるのは小学校の間だけじゃけぇ。
と受験しなかったので
マインドマップには勉強をいつどのくらいするのかは必ず書いてね。
と伝えていました。
できたマップはこちら
3月。
卒業してから入学するまでは特別なことはせず、
小学校の間は遊びまくりたい!!!
とゲーム三昧の日々を満喫。
学校の準備はしました。
4月。
2022年4月息子が中学校に入学しました。
(ゲームがしたいと言う欲求を優先するあまり、本来やるべきことを全くやらず入学式前日を迎え私がブチギレて窓から息子のパソコンを投げ捨てたのはまた別のお話)
ポイントとなるのは、
これに尽きます。
親が何でもかんでもやればそりゃ早いです。
すぐに終わります。
親の経験やリサーチからよさそうなものを選んでネットで買えば手間も省けます。
でも、やりません。
書類を書くのも、制服を注文するのも、本人に名前や住所を書いてもらいます。
だって、自分が使うもの、自分が着る物、自分が行く学校なのですから。
字も書けるし、住所だって覚えています。
自分にとって使い勝手が良いものとはどんなものか、自分で手に取って考えます。
そうすることで、自分が学校に行って学ぶのだという「主体」である自分を意識するように心がけています。
それは、実はすでに生まれた時から始まっていて、2歳くらいから行動に移していくのです。
自分の意思を言葉にして伝えること。
それで、伝わったという体験。
そして、自分は伝える価値がある存在なんだ、という意識下にある世界観。
子どもを主体にした、丁寧だけどゆるい子育てを目指しています。
こんな子育ての話や、心理学の話を年間講座でやっています。
noteのまとめもあります。
note 読む今日も読んでいただきありがとうございます。