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どうして勉強するの?1 2014年4月公開記事

2022/06/08

「何で勉強せんといけんのん??」(広島弁です。)

 

これは中学校で授業をしていて生徒たちによく訊かれる言葉です。

 

特に私は数学を教えているので、「何で数学勉強せんといけんのん??どうせ大人になってつかわんじゃん。」とも聞かれます。

確かに、使わなくていい環境や仕事だったら使わないし、使わなくていいと思えば使いませんよね。

 

「どうして数学を勉強するのか?」また別の機会にするとして、今回は「どうして勉強するのか?」について書きます。

 

結論を言ってしまえば、私はどうして勉強するのか?という問いには

 

「自分の可能性を広げるため」

と、

「自分のことを好きになるため」

と答えます。

 

でも、そのまま普通には答えません。

 

なぜなら、自分で気づかなければ意味がないからです。 


  1. 訊いている子どもの現状を理解しようとする。
  2. 聞きながら目的を明確にする
  3. 励ます 

この3つを大切にします。

 

みなさんも、子ども(中高生)の頃に思ったことがあるんじゃないかと思います。

 

「何で自分は勉強するんだろうか?」って。

 

特に学校の勉強は自分で選んでいないので「やらされている感」は否めないと思います。

でも、大人になって親になったら忘れちゃうこともしばしばだったりしますね。

 

「そんなこと考えなくていいから、勉強しなさい!!テストが近いんでしょ!?!?」と恐怖政治に走ることも少なくないようです。

これはますます逆効果ですね。(子どもは答えられないからごまかしているって思うようです。)

 

でも、逆に多くの勉強している大人たちは「勉強は楽しい」って言います。

 

私もそうです。

 

そして、(当時)4歳のうちの息子も「お勉強すきなんじゃ~。」と言います。

 

そう、勉強って本来楽しいものなんです。

 

なぜなら、人間には「もっとよく知りたい、もっといろいろできるようになりたい」って言う欲求が生まれながらにあるからです。

 

小さい子どもは自分を訓練する天才です。

わざわざ狭いところを通ってみたり、けんけんを何通りもやってみたり。

すごいな~、って思います。

 

と言うことは

 

「どうして勉強するの?」と聞いてきた子どもは「もっと知りたい、もっといろいろできるようになりたい」って言う気持ちが薄れているんですね。

 

なぜでしょう?

 

それは、その先になりたい自分がリアルに想像できないからです。

だからまず、「あ、見失ってるんだな」って思います。

子どもだって意味のあることを求めているんです。

 

そして、質問に質問で返す攻撃!!「何でだと思う??」って訊いてみます。

そうすると、その子が将来に対してどんなイメージを持っていて、何処で迷っているのかが分かります。

たいていの子は「だって、勉強せんと高校行けんじゃん。」って返してきます。

私はあ~。この子は高校に行きたい気持ちは持ってる。でもそこから先が見えないし、高校に行くって言うことも遠すぎて(子どもにとって1年、2年は長いですからね。)見えないし、今の自分に自信を失ってるんだな~。と考えます。

 

「勉強しなくってもいける高校はいくつかあるよ。」と答えます。

事実ですから。

「高校って別にいつ行ってもいいんだよ。行きたいと思ったときにいけば。」って言うと、「本当は○○高校に行きたい」っていいます。

 

たいていの子はなんとなくイメージする高校があるんですね。もちろん、ない子もいますが、なければないでもいいんです。

 

「そうか~。その高校だったら勉強せんでもいけるってわけではないね。で、行って何したいん?」と訊くとここで詰まります。(吹奏楽!とか軽音!とか言う子もいます。)

 

「私はね、高校って自分の可能性を広げに行くところだと思うよ。中学までは地元で知ってる子ばっかりでしょう?だけど、高校はいろんな人がおる!自分とは全く違った世界から来る人だっておる。いろんな刺激をもらってまた自分で考えるところだと思うよ。

で、勉強は自分の可能性を広げるためにするんよ。勉強をがんばらんといけんって思うけど、がんばる意味がみつからんけぇ、こうして訊いてくるんでしょう?

50点取れる自分がいける学校と、20点取れる自分がいける学校どっちがたくさんあると思う?……どう?どっちの自分が好き??」

 

そうです。

 

勉強は自分の可能性を広げるため、自分のことを好きになるためにするんです。

そして、それはいつでもいいんです。

 

自分が必要!と思ったときがそのときです。

 

必要と思っているのに、出来ないから苦しいんですね。


 

今日も読んでいただきありがとうございます。

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