今日のポイント
あなたは十分頑張っているよ。でも、頑張る方向が違うのかもしれないよ。
子どもさんが泣いたり、わめいたり、ぐずぐず言ったり、かんしゃくを起こしたり、はぶてたり(広島弁でふてくされるの意)したとき
あなたの心の中はどんなふうになっていますか?
イライラ・ざわざわ落ち着かなくなって、今にも雷が落ちてしまいそうな感じ?
どうしたらいいのかわからなくて、悲しくて、心細く、寂しい雨空?
それとも
「ああ、もう何もかもやめてしまいたい。自分はなんてだめな母親なんだ。どうしてこの子はちゃんとできないんだろう。」
と気分も落ち込んでしまうどんより曇り空?
いずれにしても、ほとんどの親御さんが、
子どもさんの
といった、ネガティブな感情に対して、なんだかもやもやした落ち着かない気持ちになるんじゃないかと思います。
この少子化の時代。
小さい子が育つ過程をほとんど知らずに、私たちは大人になり、
そして子どもが産まれて初めて、身近に小さい赤ちゃんがいるという生活がやってきます。
あんなに心待ちにした子どもなのに。
産まれてきたらかわいがって、やってあげたいことたくさんあると思っていたのに。
現実は
だっこしても泣き止まない、オムツを替えても、ミルクやおっぱいをあげても泣いている。
ああ、もうどうしたらいいの⁈
泣いてなくて笑っているときはかわいらしいのに、泣いたり、ぐずったりしだすと、
もうどうしていいかわからなくて放り投げてしまいたくなる…。
ああ、私には母性が足りないのかも。
ああ、私には子育て向いてないのかも。
ああ…。
ストップ‼
あなたは十分頑張っているよ。
でも、頑張る方向が違うのかもしれません。
いいお母さんになるのが必要なんじゃないんです。
子どもさんと接する中で大切なことが2つあります。
実は私もそうなんですが、小さいころ「いつまでも泣くな」とか「イライラを見せるな」とか言われたことないですか?
うちの親もそうですが、多くのおばあちゃん・おじいちゃんは「共感して丸ごと受け止める」ことを知らなかったりします。
「男は泣くもんじゃない」とかね。
ネガティブ感情は決して悪いものではありません。
怒りも悲しみも嫌いも、楽しいや喜び、好きと同じくらい大切なものなんです。
それをどのように出すかが大事なんですけどね。
心の中にあるのはOKなんですよ。
あなたが、
もし、子どものネガティブ感情を見たとき、
いたたまれないくらいもやもやしたり、激しい怒りを感じたり、悲しみやイライラを一人では抱えきれないくらい感じてしまったら、
それは、あなた自身が小さいころにそれをまるごと受け止めてもらえなかったから、かもしれません。
もし、ダンナさまと仲がよいのであれば、
「お願い。アドバイスはいらないから、うんうん、とだけ言って最後まで聞いて、それで最後に、しんどかったね。とだけ言って」
と頼んで話を聞いてもらいましょう。
ちゃんとお願いしないと、変なアドバイスとか変な分析とかされて、余計にイライラします。
大切なのは丸ごと受け止めてもらう体験です。
え、ダンナさまと仲が悪い?
そんなときは専門家にどうぞ。
今日も読んでいただきありがとうございます。