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子どもがぐずると責められている気持ちになる理由 2016年4月公開記事

2022/06/16

今日のポイント

あなたは十分頑張っているよ。でも、頑張る方向が違うのかもしれないよ。

子どもさんが泣いたり、わめいたり、ぐずぐず言ったり、かんしゃくを起こしたり、はぶてたり(広島弁でふてくされるの意)したとき

あなたの心の中はどんなふうになっていますか?

 

イライラ・ざわざわ落ち着かなくなって、今にも雷が落ちてしまいそうな感じ?




どうしたらいいのかわからなくて、悲しくて、心細く、寂しい雨空?



 

それとも

「ああ、もう何もかもやめてしまいたい。自分はなんてだめな母親なんだ。どうしてこの子はちゃんとできないんだろう。」

と気分も落ち込んでしまうどんより曇り空?




いずれにしても、ほとんどの親御さんが、

子どもさんの

  • 泣く
  • わめく
  • ぐずぐず言う
  • かんしゃくを起こす
  • はぶてる

といった、ネガティブな感情に対して、なんだかもやもやした落ち着かない気持ちになるんじゃないかと思います。

 

この少子化の時代。

小さい子が育つ過程をほとんど知らずに、私たちは大人になり、

そして子どもが産まれて初めて、身近に小さい赤ちゃんがいるという生活がやってきます。

 

あんなに心待ちにした子どもなのに。

産まれてきたらかわいがって、やってあげたいことたくさんあると思っていたのに。

 

現実は

だっこしても泣き止まない、オムツを替えても、ミルクやおっぱいをあげても泣いている。

 

ああ、もうどうしたらいいの⁈

 

泣いてなくて笑っているときはかわいらしいのに、泣いたり、ぐずったりしだすと、

もうどうしていいかわからなくて放り投げてしまいたくなる…。

ああ、私には母性が足りないのかも。

ああ、私には子育て向いてないのかも。

ああ…。

 

ストップ‼

あなたは十分頑張っているよ。


でも、頑張る方向が違うのかもしれません。

いいお母さんになるのが必要なんじゃないんです。

 

子どもさんと接する中で大切なことが2つあります。


  1. 子どもは、あなたがちゃんと世話をしてくれているとわかっているから泣くんです
    たとえ、産まれたばかりの赤ちゃんでも、泣いても何の手助けがなければ、次第に泣かなくなるんですよ。
    あなたの前で、びーびーぎゃーぎゃーわめいたり泣いたりできるのは、あなたがそんな子どもさんを受け止めてくれるという確信があるから。
    だから、安心してぐずぐずいえるんです。信頼しているんですよ。
    あるお母さんが「3時間おきにしかおっぱいやりたくないから、泣いてもほっといてたら3時間ごとにしか泣かなくなった」と言っていました。
    子どものネガティブ感情は、体の感覚として記憶に残るので共感で対応するのが大切だと私は思っています。
    なので、赤ちゃんのときはなるべく応答してあげて安心させる。
    大きくなってきたら、気持ちの名前を教えてあげて、体の感じた「いやな感じ」と心のもやもやを、言葉で表せるようにしてあげます。

  2. 子どものネガティブ感情にしっかり共感するには、あなた自身のネガティブ感情が安心・安全に受け止められる環境が必要です
    大切なのは、ネガティブな感情に対する「うんうん。いやだったねぇ。しんどかったねぇ。怒ったんじゃねぇ。」という共感です。
    「ほら、あめちゃんあげるよ。泣き止んで」とか、「あ、じゃあ○○ちゃんの好きなもの買ってあげようか?」とか、無理やり気をそらさせたり、ごきげんをとることではないんです。
    ただ、抱きしめてとんとんするだけでいいんです。
    子どもは気持ちが落ち着けば、自分から泣きやめますし、気持ちも切り替えられます。
    むしろ、無理に気持ちをそらされると、その思いは消化されず残ります。
    そして、また同じことが起き、何かいいものがないと気持ちがおさまらなくなってしまうのです。
    自分のネガティブ感情は、自分で処理するのが大切です。
    そのためには心の中に「お母さん・お父さんのいる安心感」がしっかりと刻み込まれることが必要なんです。
    で、子どもの気持ちが落ち着くまで、抱きしめてとんとんするには、お母さん自身が自分のネガティブ感情を丸ごと受け止めて、ぜ~んぶ否定されることなく出した経験を持っていることが大切なんです。


実は私もそうなんですが、小さいころ「いつまでも泣くな」とか「イライラを見せるな」とか言われたことないですか?


うちの親もそうですが、多くのおばあちゃん・おじいちゃんは「共感して丸ごと受け止める」ことを知らなかったりします。

「男は泣くもんじゃない」とかね。

 

ネガティブ感情は決して悪いものではありません。

怒りも悲しみも嫌いも、楽しいや喜び、好きと同じくらい大切なものなんです。

それをどのように出すかが大事なんですけどね。

心の中にあるのはOKなんですよ。

 

あなたが、

もし、子どものネガティブ感情を見たとき、

いたたまれないくらいもやもやしたり、激しい怒りを感じたり、悲しみやイライラを一人では抱えきれないくらい感じてしまったら、 

それは、あなた自身が小さいころにそれをまるごと受け止めてもらえなかったから、かもしれません。

 

もし、ダンナさまと仲がよいのであれば、

「お願い。アドバイスはいらないから、うんうん、とだけ言って最後まで聞いて、それで最後に、しんどかったね。とだけ言って」

と頼んで話を聞いてもらいましょう。

 

ちゃんとお願いしないと、変なアドバイスとか変な分析とかされて、余計にイライラします。

 

大切なのは丸ごと受け止めてもらう体験です。

 

え、ダンナさまと仲が悪い?

そんなときは専門家にどうぞ。


 

今日も読んでいただきありがとうございます。

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