今日のポイント
子どもさんが人前で自分の期待とは違う行動をする。
たとえば、
言えば言うほどできない、しない。
しつけがなってないと言われるんじゃないか
でも、厳しく言ってやらせるのは何か違う…。
家庭教師のカウンセリングで、お母さんと一緒に来た子どもさんで、こんな子どもさんはたくさんいらっしゃいます。
多くのお母さんがたは、これまでいろいろなところで、
「自分で話せることが大事なので、お母さんは促したり、聞いたりしないでください」と言われてきたんだと思います。
みなさん、不安そうな顔をしながらも、じっと、子どもが話しだすまで、私と子どもさんのやり取りを待って下さいます。
そんなお母さん方に、
「お母さんがゆっくりせかさずに、子どもさんが話をしてくれるのを待ってくださったので、とてもお話が聞きやすかったです。
ありがとうございます」とお伝えすると、みなさん、ホッとしたようなバツの悪いような複雑な表情をされます。
でも、胸の内はどんなでしょう。
きっと、
「やっぱりこの子は普通ではないんだ」とか
「どこか育て方が悪かったんじゃないか」とか
「やっぱり難しい子なんだ」とか
いろいろな思いが渦巻いているんじゃないかと思います。
子どもさんが外で上手く振る舞えないと、本当に不安なような、世間から責められているような、
自分自身もダメな人間になったような、そんな気がしますね。(私もうちの子の挙動が気になってしまいます)
でも、考えてみてください。
言うだけでそんな風にできるなら、きっととっくの昔にやってるんじゃないですか。
厳しくしたり、優しくさとしたり、誰かに叱ってもらったり、これまでやってきたんじゃないですか。
それでも上手くいかないから、こうしてうちに来てくださっているんですよね。
うちに来たからといって、一朝一夕に出来るようになるわけではありません。
子どもさん一人ひとりの成長の早さがあります。
でも、何よりも影響するのは、お母さん自身の精神状態なんです。
だから、私はお母さんとの信頼関係を大切にします。
お母さんは私を信じてこうして訪ねて来てくださっているので、それに真剣に応えます。
正直に応えます。
きらぼし学舎に来られている方のメール相談が無料なのも、そのためです。
いつでも心配な時、不安な時に相談してほしいから(お返事がすぐとは限らないんですけどね)
お母さんが自分で自分にOK出せる、このことが子どもさんに大きく影響します。
だから、お母さんの安心を作っていくために、家庭教師1時間+お母さんのカウンセリング30分、
そんな使い方もできます。
子どもさんの家庭教師とは別に、お母さんのカウンセリングを月に1回程度、予約される方もいらっしゃいます。
お母さん自身のお悩みは、実は子どもさんのことではなく、
自分の生き方だったり、夫婦のことだったり、性格やこれまでの傷つきだったりするんですよね…。
私はいつでもお母さんの味方です(といっても優しいことばかり言うわけではないですが…)
たまには空を見上げてみよう。
今日も読んでいただきありがとうございます。