今日のポイント
自分さえコントロールできない人が 他人をコントロールできるだろうか。
頭がか~っとして、次の瞬間ひどいことを言ってしまっている。
「あんたなんかもういらん」とか
「うちの子じゃない」とか
「お前はバカだ」とか
「産まなかったらよかった」とか
冷静なときには到底口には出さないような
そんなひどいことばをぶつけてしまっているかもしれない…。
それでも子どもは同じことを繰り返すし、
とてもかわいいときがあるし、できることもあるから余計に腹が立ったりする。
そんな自分がイヤだし、嫌いだし、子どものことを笑顔で見守れるそんな余裕のある親になりたいのに…。
全然、近づいてさえいない自分に気づいてまた自己嫌悪。
これじゃいけない、こんな自分じゃダメだ、と思えば思うほど
子どもも子どもに接している自分自身もイヤになる。
それでも毎日が続いていって、もどかしさとやるせなさが一見キレイな川のそこにたまった泥みたいによどんで、
ちょっと足を入れただけで川の水を濁らせるみたいに 心の中がかき回される。
そんな自分がイヤだけどどうしたらいいかわからない。
子どもに接している自分を思い返すとき、こんな風にできてない自分に苦しむこともあります。
多分、多くのお母さんが体験しているんじゃないでしょうか?
本当は大切にしたい。
大切にしているからこそ、将来が心配で厳しくする。
かわいいのに、思い通りにならないと腹が立つ。
自分には親である資格がないんじゃないかと思ってしまう。
それでも子どもは親を必要としているし、あなたを愛している。
そんなあなたへ
10の提言
1 間違っていたら「ごめんなさい」って言ってみよう。
2 イラッとする前には相当ガマンしているはずだから、自分のしている小さなガマンに気付こう。
3 高い理想や世間の「良い」と自分の「良い」は別物だと気付こう。
4 子どもとの二人っきりの時間を5分作ってみよう。
5 今、命令したいことは誰の役に立つものなのか?考えてみよう。
もし、あなたが毎日フランス料理をコースで作れないことに文句を言われたらどんな気持ちだろう。
理性的・論理的・常識的な思考は幼児から発達し始めて20代なかばで完成する。
子どもは今まさにそれを学んでいる最中。
6 失敗したときこそ、チャンスに変えよう。
それでも子どもはあなたを愛しているし、あなたも子どもを愛しているからこそ そうして何度失敗しても果敢に繰り返し伝えているんだから。
7 伝わる伝え方も練習しよう。
子どもがかんしゃくを起こして言うことをきかないのと、あなたがキレて子どもに怒鳴り散らすのにどんな違いがあるだろう?
どんなに怒鳴られても、見た目は反抗的でも、それでも子どもはあなたを愛しているしあなたの役に立ちたいと思っている。
どんなに怒鳴り散らしても、どんなに拒絶されても、それでもあなたはあなたの子どもを愛しているし、きっと命さえ引き換えにしてもいいと思っている。
そんな存在はこの世にお互いしかいないとしたら、世間の価値観や世間の見方はどのくらい役に立つだろう?
人のやり方があなたに合うとは限らない。
人のやり方が子どもに合うとは限らない。
あなたに怒る理由があるなら、子どもにもしでかす理由がある。
8 自分の行動の理由と子どもの行動の理由を考えてみよう。
子どももうまくできないことに悲しみと不安を感じているかもしれない。
それでもお互いに必要とし愛していることには理由はない。
嫌っているは自分の願いと違う事に対して戸惑っているだけだし、ひどいことばは安心感の現れだ。
9 ことばと態度をまず、大人からコントロールしてみよう。
大丈夫。どんなに子どもに怒っている真っ最中でも、電話でもかかってくれば他人には一瞬で笑顔になれるし声も変えられる。
だから、コントロールできる。
あなたの怒りはあなたが選んでいるから。
10 怒る前にわかりやすく伝えてみよう。
自分さえコントロールできない人が他人をコントロールできるだろうか。
あなたが自分のコントロールの仕方を学べば、子どもにそれを効果的に教えることができるから。
今日も読んでいただきありがとうございます