あなたは、誰に対して一番怒っていますか~?
いろいろありますね。
私も以前はかなりのイライラガミガミ母さん。
でも、
何が一番イヤかというと、本当は怒りたいわけじゃなのに怒ってしまったこと、にいちいち落ち込んでしまうこと…。
このブログでも書いていますが、
実は怒りは自分で選んでいるんです。
ドラマ「嫌われる勇気」第2話では大文字教授がこんなことを言ってました。
そう。
よく、感情は止められない、と思いますよね。
でも、アドラー心理学では、感情は自分の目的を達成するために使われる道具だ、と言っています。
『怒りたいから怒っている』
怒ると場をコントロールできるから、言うことを聞かせられるという目的を達成しやすくなる。
だから、怒っている。
のかもしれませんよ…。
ところで、アドラーは怒りは2次感情だと言っています。
ということは怒りの前に別の感情(1次感情)があって、それが時間を置いたり、いくつも蓄積することで怒りになるってことです。
図で説明するとこうです。
1次感情:寂しさ・悲しさ・落ち込み・不安・心配・傷つき
↓
時間を置く・いくつも蓄積する
↓
2次感情:怒り
今回の犯人(あ、ネタバレしますけど)
竹内純平は、恋人成美さんの死の悲しみ・傷つき・寂しさを、
1年間何度も何度も反芻していくことで、
殺人を犯すほどの怒りとして成長させてしまったんですね。
元上司の市川を復讐という形で殺すことで、自分が助けられなかった恋人への自責の念を見ないようにしたい、という目的を達成しようとした。
ということです。
でも、それは
まさに、これですね。
自分を責めないための言い訳を探して、市川を憎むということに逃げていたといえるでしょう。
どうでしょう?
あなたはイライラガミガミ母さんをやめることも、やめないこともできます。
どちらを選んでもいいんです。
でも、大事なのは
1次感情:寂しさ・悲しさ・落ち込み・不安・心配・傷つき をためないこと。
素直になること。
怒りで示すのではなく、自分の一次感情を説明すること。
お母さん、○○くんがそうすると悲しいんだ。
お母さん、お話してるときにテレビ見られると、どうでもいい人って言われている気がして寂しい気持ちになるな。
そんな風に1次感情を伝えてみてはいかがでしょう(子どもにだけじゃなく夫にも、友達にも)。
ま、でもね。
イライラガミガミ母さんも時には必要ですよ。
その後、笑いにできるといいですね。
今日も読んでいただきありがとうございます。