「なんでもいいよ」
そう言われることってありますよね。
自分が「なんでもいい」って言うこともありますよね。
今朝、私は布団の中で考えました。
「今日何着ようかな~。なんでもいいんよね~。」
ここでハッと気づきました。
「なんでもいい、ってなんでもよくないよ!だって、裸の大将みたいなのはいやじゃもん」
「そっか~『なんでもいい』は『なんでもよくない』ってことと同義なんか~。じゃあ、今日の服装で一番大事にしたいこと考えよ~!」
で、出てきたのは、寒くない格好!
そうか、私にとって冬は寒くないのが1番。
これを外したくないんだ!
私にとって服選びは結構苦痛。
というか、めんどくさい…。
でも、変な格好はイヤ。
そういうのってよくあると思うんです。
「なんでもいいよ」って言ったものの、実は「なんでもよくない」ってこと。
自分の気持ちがいつもはっきりと言葉に出してわかるとは限りません。
むしろ言葉に出せるのは、かなりわかっていることじゃないかな。
ましてや子どもだったらなおさら。
お母さんから
「どう思ったの」とか
「どうしたいの」と聞かれて、
何かあるんだけど言葉に詰まってしまったり、うまく表現できなかったり困ってしまうこと。
そんな時もしかしたら子どもさんは、消去法で考えているのかもしれません。
Aでもなく
Bでもなく
Cでもない
それ以外の何か。
それを見つけるには、時間と経験が必要だと思います。
ちょっとじっくり待ってあげたり、その子が話したいだけ話させてあげるのがいいです。
せかしたからって出て来るわけではないですし。
話しながら、自分の思っていることに気づくことってありますしね。
話を聞くポイントは、静かにゆっくりと
「うん。そうなんじゃ。」
「うん。それで…。」
「うん。○○なんじゃね(言ったことを繰り返す)。」
そして、聞きながら、その子の言葉のなかで
よく出るワード
よく出るパターン
よく出る世界観を見つけること
そして、確認すること。
「うん。○○って思っとるってこと」
聞いてもらって投げかける
それだけで自分で考え始めます。
そのときに結論がでなくてもいいんです。
じっくりゆっくりと話を聞いてもらった子は、自分の力で一歩ずつ動き始めます。
という訳で私が今朝「寒くない」をテーマに決めた服はこれ。
寒いのはイヤだから、夫にもらったウィンドストッパーの裏地付きのニットのジャケット。
ジャケットを中心に、夫にもらったアドバイスを真面目に守ってみる。
「服は足元から決めんさい」
はい。
この格好で朝から「この世界の片隅に」を見に行きました。
本も買いました。
今日も読んでいただきありがとうございます。