やりたい!自分を高めたい!ママの生き方を、心理学とマインドマップで応援する。
エネルギー効率の良い生き方をオンラインで学べるWebラーニングサイトが「きらぼしstudy online」です。
  1. きらぼし学舎 過去ブログ
  2. 「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」で苦しむ人へ 2019年10月公開記事
 

「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」で苦しむ人へ 2019年10月公開記事

2023/12/14


過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分だけ。


このことば。

いつの間にか広く聞くようになりました。


これを聞いて

ラクになる人

苦しくなる人

色々なようです。


確かに、

「馬を水場に連れて行くことはできるが水を飲ませることはできない」

ということわざがあるように

過去と他人は変えられないし、

自分を変えるしかないんです。


ですが、それがなんか

「自己責任だから仕方ないでしょ」的な

誰かをどんどん追い詰めている感じがして

なんだかもやもやするんです。



例えばこの事件みたいに

東須磨小の教諭いじめ事件の調査報告書に記された驚くべき“動機” 「ストレス発散」 | AERA dot. (アエラドット) 神戸市立東須磨小の4人の教員が同僚の男性教員に激辛カレーを食べさせるなどいじめていた問題で、外部調査委員会の報告書が2月21日、公表された。そこには加害教員4人の陰湿な行為が125項目も列挙され、…
 


自分がいじめられていて、

「自分をいじめる相手を変えることはできないから

自分がなんとか変わるしかないんだ。」

と思って、その状況を変えようと、態度を変えてみたり

考え方を変えてみたり、

色々したけど何も変わらなくて…。


そんな場合、ここで

過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分だけ。

となったら、

被害者は自己責任で逃げようとしなかった。

そんな感じにならないかな、と危惧しています。


正直、頑張ったって変わらないことありますよ。

今目の前に困っていることがあって

それに対して、色々やってみたけどどうにもならないとき、

この

過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分だけ。

という言葉は、

「自分ひとりでなんとかしよう」

とか

「最後まで頑張るべき」

とか

「大人は泣き言言わない」

とか

「状況が変わらないのはお前のせいだ!」

そういう、自分をその場にとどめようとする

キツい、余計に責める言葉になるんじゃないかと。


そうじゃなくて、

今は必要ない考えを変えて

「そこから離れてもOK」

「やめてもOK」

「訴えてもOK」


そういう、

「頑張るのをやめる」

「自分が楽になる考えを選択する」

というのも

過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分だけ。

に入るんですよ。

と言いたい。


この言葉は、けっして、

人に頼るな!

自分のことは自分でなんとかしろ!!

甘えるんじゃない!!

という言葉ではなく、

自分の頭の中と心は自由だし、

どんな行動をとるのかも自由なんだよ。

だから、今そんなに苦しくてしんどいなら

自分を縛ってることばや考えから自由になって

全然違うことを考えたりやったりしていんだよ。

ということばです。


だって、苦しいときほど

なぜかその状態を維持しようとしてしまうでしょ…。


あなたの人生変わってあげることはできないけれど

あなたは自由なんだよ。

選択肢はたくさんあるよ。

選んでいいよ。

というお話でした。


私がはじめてこのことばを聞いたのは大学生の時。

かれこれ18年前。

二十歳のことでした。


心理臨床の世界では使われていたのかもしれませんが、

こんなに一般的に使われるようになったのは

この10年くらいではないでしょうか。


そのくらい、心理学というものが

この日本に浸透して

カウンセリングということばも日常的に使われるようになって

ハードルが下がったように思います。


反面、この20年でどんどん「自己責任」ということばで

「個人の責任。どうしようもない」

というのもここそこで見られるようになって

「他人に厳しい社会」になったように思います。


厳しい人ばかりじゃないし、

優しいひともいるし、

世の中良くなっていることもたくさんあるから

そこは大切にしていきたいなって思います。



まとめ


過去と他人は変えられない。

変えられるのは自分だけ。

このことばは、

自分が自由になるために使ってください。



今日も読んでいただきありがとうございます。

効率よく生きたいママを心理学の学びとマインドマップで応援します!

【きらぼしStudyOnline】

  • ご提供サービスに関するご質問・ご相談
  • ご予約時間や会社アクセスに関するご相談
  • 取材依頼やコラボレーション、講演に関するお問い合わせ


不登校・発達障害の子どものための個別学習指導と子どもさん親御さんのカウンセリング

【きらぼし学舎】

  • 学習指導・カウンセリングに関するご質問・ご相談
  • セッションの追加・予約
  • 取材依頼やコラボレーション、講演に関するお問い合わせ

こちらよりお問い合わせくださいね。

きらぼしStudyOnline・きらぼし学舎【お問い合わせ】