今日の内容を一言でまとめると
1日3秒!子どもの目を見て話を聞く!
で、勉強に向かいやすい下地を作る!
です。
こちらの記事の続き
家で子どもの勉強を見るときに大切なことは
です。
今回は2つめ。
⒉ 意識を整える
セッションで生徒さんの持ち時間は大体60分から90分です。
で、勉強メインの生徒さんでもいきなり勉強に入れる子は、そう多くありません。
いや、入ろうと思えば入れますよ。
こっちもプロですから。
でも、多くの子は助走が必要。
90分中60分喋り続けて、残り30分になって
先生、勉強しようか。
って言う子。
いっぱいいます。
おお、今ですかい⁈
って思うけど。
しゃべる、というのはもしかしたら
やりたくないから逃げてるだけなのかもしれない。
でも、私の経験上、しゃべるのを遮って
勉強しよう!
って言っていい感じに集中できたことはあんまりない…。
やっぱり、
ワーキングメモリに入っていることを
一回全部出してしまった方が、
前頭葉の働きがよくなって、集中力判断力決断力になる様子。
子どもが勉強に取り組む前に
実は「意識」がとても大切です。
で、その「勉強に向かう意識」というのは
で準備される。
なので、カギとなるのは、
子どもの話にどのくらい耳を傾けていますか⁇
なんです。
お家でできることはと言うと、
子どもが話しかけてきたときに子どもの話を最後まで聞く
これです。
たいがい、遮ってるか、
それよりもっと大事だと親が思うことを問いただしている。
そりゃ、やる気も無くなるわ!!
夫に
「ねぇねぇ、ちょっと聞いて!!」
と言ったら
「ちょっと待って!今日はちゃんと掃除した?」
とか
「自分のこと話す前にやることあるじゃろ!?」
とか言われたら、どうですか⁇
イヤですよね…。私もイヤです。
それと同じことをやってないかなー?って思うんです。
でも、子どもの話興味ないですよね~。
そう。ぜんぜん面白くない!
毎日全然興味ないし、できればあの機械音で話す動画を見るのをやめてほしいって思ってるのに、
ねぇねぇ、〇〇さんの動画でね~
って話されたら、本当に本当に興味なくてつまらない…。
んですが、ここをあえて聞きます。
うんうん。って聞くと本当にたいぎくなる(面倒になる)ので、
なるべく質問、要約をするようにします。
話に興味を持つのは無理なので、
子ども自身の考えとか、興味を持つポイントとか、そういうのに焦点を絞って質問していきます。
質問すると話が長くなる!
ええ、そうです。
長くなるんです。
でもね、「マズローの欲求段解説」って知ってます⁇
こういうの。
これは、
下にある欲求を満たさないとその上にある欲求は出てこないって話なんですが、
これでいくと
勉強=自己実現欲求
なんですよね~。
一番上。
で、その下に「承認欲求」ってありますね。
これが、
自分の話したいことを話す=承認欲求
です。
なので、
承認欲求である「自分の話を聞いてもらう」を満たしてあげれば、「勉強」にも向かいやすい、って感じです。
(マズローの欲求段階説は現在では正当性が認められていないところもありますが‥)
私が一番言いたいことは、
子どもの話案外聞いてなくない⁇
ってことです。
子どもが何にも話してくれない!!
って言うお母さん時々遭遇するんですが、
ほんとに~⁇
って思ってます。
(ごめんなさいね。そういうお仕事です。)
それって、
私が聞きたいことを、子どもが何にも話してくれない!!
じゃないかな~?って。
子どもって、まだ自分と自分以外の人が分かれてない。
つまり、自他が未分化なので
自分の興味あること=お母さんも興味ある!!
って思い込んでるっていうか、
そういうもんだ!って思ってます。
で、そういう
「親は全く興味ないけど、子どもにとっては超重要事項」
をしゃべってます。
でも、それを聞かずして
勉強したん?
ってなると、
ええ!!ぼくの大切なことはどうでもいいの⁈
となり、出てくる反応は2パターン!
①とりあえず聞いて!!
で、もっと激しくなる。
押してダメならもっと押す!!タイプ
②ああ、この人に話しても意味ないや
で、心を閉ざしてどこかに行く
心の扉閉めて鍵も捨てる。秘密の花園タイプ
だいたいどっちか。
勉強を促す前に子どもの話にちょっと乗ってみてください。
勉強への姿勢、変わりますよ。
あ、でもいつもいつもする必要はないです。
乗れるときだけ。
私も、
は
ごめん。ちょっと今日はお話聞く心のガソリンが残ってないみたい…
ほんっとごめんね…
って言って、お断りしてます。
もっと、心に余裕がないときは
かあしゃん、今日は無理です。
寝ます。
って寝てます。
(こういうときのために、いつも元気にせず、時々しんどい日(演出)をしておいたり…)
なので、いつもやるんじゃなく10回に3回くらいを目指してやればいいかなーと思います。
ここにも書いたように、とりあえず3秒から始めてみるのがオススメです。
毎日子どもと一緒にいて息がつまりそうになったり、自由がないと感じたり、してませんか⁇
まず、1日に3秒だけ子どもの目を見て話を聞いてみてください。
3秒だけでいいです。
そして、子どもの目を見る余裕がある、と感じてください。生返事でいいです。
でも、目は3秒しっかり見つめる。
今日も読んでいただきありがとうございます。