子どもさんが、どの段階のダメージを受けているかをチェックしましょう。
突然ですが、不登校は甘えだと思われますか?
多分、そう思う人も、思わない人もいるでしょう。
いろいろな子どもさんに関わらせていただきましたが、不登校になりやすい性格はあるように思います。
性格は環境と習慣で作られますから、環境と習慣を変える必要がある場合もあります。
ちなみに、YAHOO知恵袋で「不登校」というキーワードを入力して検索したら、
61,834件
こんなに多くの人が、不登校に関して悩んでいたり、誰かの意見を求めているんですね。
そこで、
不登校を有名なこの図で考えてみてください。
「マズローの欲求5段階説」
親御さんは子どもさんの様子をしっかり見て、子どもさんが今どの段階にいるかを考えてみてください。
【安全の欲求】
キケンを避けたい
安心・安全に過ごしたいという欲求です。
もし、いじめなどがあったり、強いトラウマがあったりしての不登校ならまずここからです。
また、発達障がい傾向で、予測できる環境や、パターン化されていないと安心できない、
という気持ちが強すぎる場合もここからです。
【所属と愛の欲求(社会的欲求)】
仲間や友達がほしい
どこかグループに入りたいという欲求です。
「愛されたい!」
「ほめられたい!」
「優しくしてほしい!」といった周りから何かしてもらうことを求めます。また、これが満たされないと、孤独感や自分は誰にも相手にされないとか、生きていても意味が無いといった社会的な不安を感じやすくなります。
【承認の欲求】
ここはレベルが2つに別れます。
これが上手くいかないと劣等感や無力感を持ちます。
「上手くできないといやだ」
「失敗するのが怖い」といったことを子どもさんが言うならここかもしれません。
【自己実現の欲求】
自分の持っている力で誰かの役に立ちたい、自分に適した仕事をして社会に貢献したい
といった、自分の脳力や可能性の発揮を求めます。
この段階で不登校であれば、親御さんも子どもさんもあまり悩んでないかもしれません。
もし、子どもさんの「安全の欲求」が満たされない状態での不登校であれば、
きっとそれは「甘え」ではありません。
もし、子どもさんの
【所属と愛の欲求(社会的欲求)】や【承認の欲求】が満たされなくて不登校になっているなら、
日々の生活の中で
いかがだったでしょうか?
「不登校は甘えだ」とは言い切れないんです。
反対に
「不登校は甘えではない!」とも言い切れません。
どちらにしても精神論では解決しません。
原因を探る代わりに、
をよくよく比べて、うまくいった状況を作り出せるようにすることが大切です。
今日も読んでいただきありがとうございます。