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子どもを自殺させないために私たち大人にできること 2016年4月公開記事

2022/06/16

今日のポイント

不登校の子どもさんには

「自分の気持ちを人に伝えることで得られるメリット」を日常の中で体験させよう!

 

広島での中学3年生の進学をめぐっての自殺事件

気になっています。

 

様々な憶測や、学校の体質への批判、担任の個人情報流布など

ネット上ではどんどん広がっています。

 

子どもが自ら死を選ぶ

そんな悲しい現実に対して生きている私たちができることは、

これまでこのブログでも書いて来ましたが、私たち大人がまず変わること。

 

不登校の子どもさんたちの多くは、マジメで親思いです。

自分が苦しんでいることよりも、親に迷惑をかけていることを考えます。

そして、悩みを1人で背負っています。

 

どの子もとっても心の優しい子どもさんです。

 

でも、自分の困っていることを人に伝えることが下手です。

 

「自分で解決せんといけん」と思っている子もいれば

そもそも、自分の困っていることを人に伝えるという発想がない、そんな子もいます。

 

親も忙しいですから、つい「自分のことは自分でやってね」なんて言ってしまいます。

 

この言葉自体は悪いものではないですし、成長の過程でできることが増えてくると、

子どもに責任感を持たせる意味でも、人任せにしないで、自分で自分のことをできることも大切ですしね。

 

私は逆に息子から

「かあしゃん、自分のことは自分でやることになっとるんよ。今日はKくんがやってあげるけどね。」

なんて言われちゃったりしますけど。

 

私は「自分のことは自分で」にもう一言加えてほしいな~と思います。


「手伝ってほしいことがあったら教えてね~」

この言葉、子どもにとっても親にとっても社会にとってもwin-win-winなんです。

 

「手伝ってほしいことがあったら教えてね~」は、

まず、親が子どもの成長のチャンスを妨げることを防ぎます。


親が子どもの求めていないことまであれこれと先走って手を出すのは、

子どもの自主性も自尊心も自己肯定感も減らしてしまうので、オススメしません。

 

ですが、かと言って何にもせずにひたすら見守るのが難しい親御さんが多いのも事実。

 

でも、この言葉を言っておけば罪悪感なく子どもを適度にほっておけます。

ヘルプがあったときだけ真摯に対応します。

 

次に子どもの自分から助けを求める姿勢が養われます。

 

何でも1人でこなすのがいいみたいに評価しがちですが、実際は1人で抱え込まず、困ったら自分からヘルプを出せる方が

1人の負担も減るし、早めのヘルプは事態が悪化することも防ぎます。

 

家庭教師中に子どもさんの方から「○○したい」や「○○してほしい」が出てきたら、

それを伝えてくれたことに対して「ありがとうね!!言ってくれたからわかったよ」とフィードバックします。

(たとえ、おトイレ貸してください。だったとしても)

 

【言ったら伝わる】

とっても当たり前のことですができない人が本当に多いのです。(大人でもね。)

 

そして、「言っていいんだ」「言ったら変わるんだ」と知らない子どもたちも本当に多いのです。

 

自殺した子の「どうせ言っても先生は聞いてくれん」という言葉は、実は子どもたちからよく聞く言葉でもあります。

「どうせ言っても親はダメっていうし」

「どうせ言ってもわかってもらえんし」

 

こういう無気力さを子どもたちは学習してしまっているんです。

だから、私たち親ができることは、子どもが自発的に話してきたその瞬間を大切にすること。

思い悩んでいる子ほど簡単に諦めます。

 

そして、「自分以外の人間には自分の悩みは取るに足らないことだから、自分だけが抱えよう」と結論づけてしまいます。

 

子どもには「困ったらいつでも言ってね。一緒に考えよう」と普段から伝えておくこと。

 

子どもがその通りヘルプを出してきたら真剣に話を聞いて

まずは「話してくれてありがとう!言ってくれたからわかったよ」と伝えることの重要さを教えること。

 

これが大事です。

 

これ以上、自分の命を断つことに子どもが勇気を使わないでいいように。

亡くなられた子どもさんのご冥福をお祈りします。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

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