今日のポイント
そのことば、何のために子どもさんに伝えていますか
ゆうべ、息子を寝かせながらうとうとしていたら、突然息子が泣き始めました。
うとうとしていて、息子の話に答えていたか夢だったかもうわからない私は、
「え?どしたん?」と目が覚め、焦って聞いてみたものの、息子は泣いていました。
問い詰めたい気持ちを抑え、ティッシュを渡し、とんとんしながら泣き止むのを待って、いつしか息子は寝てしまいました。
まだ7歳になったばかり。
初めての小学校という環境で、お友達もおらず、先生の話を一生懸命聞いて頑張っているんでしょうね~。
家でははしゃぎまわっている息子ですが、きっと学校では大人しく、頑張っているんだと思いました。
そんな姿がいじらしく、「かあしゃんはいつでもKくんの味方じゃけぇね、困ったら教えてね」とだけ伝えました。
子どもさんがこんな風に急に泣き出したり、「あ~、学校やだな」と言ったり、「学校行きたくないよ」と言ったりしたとき、
あなたは、どんな言葉をかけていますか?
「そんなにむりせんでいいよ」
「しんどいなら学校休んでいいよ」
心配でこんな言葉をかけてあげたくなりますよね。
でも、ちょっと待った~(ちょっと待った~、と聞くとねるとん紅鯨団を思い出すのは私だけではないはず)
私としては、この言葉、要注意な言葉なんです。
子どもさんによっては、自分から決断をするのを先送りして、誰かの意見に乗っかって責任を回避しようとすることがあります。
(多分、本人はそこまで意識してはいないでしょうが)
お母さんは、心配と励ましと慰めのつもりで「無理して行かなくていいよ」と言ったとしても、子どもとしては自分で決めなくて済む。
まさに、渡りに船。
「お母さんが学校に行くなって言ったから行かない」となることがあるんです。
どんな小さなことでも、自分のことを自分で決めないと、自分の人生をコントロールできる自信がどんどん失われてしまいます。
そうなると、何も言わないで人をコントロールしようとするようになるんです。
たとえば、
ひどく落ち込んでみたり、
暴力をふるってみたり、
病気になったり、
そうしたら周りは心配して勝手に動いてくれます。
たとえば、お母さんが仕事や家事、子育てを出来る限り一生懸命、精一杯頑張っているとして
ダンナ様から
「そんなに無理しなくていいよ」と言われたらどうですか?
「そっか~。じゃあ、この辺でやめとこう」ってなります?
・・・・。
子どもさんはどう受け留めるでしょうか?
私だったらまずは共感。
その次に、「なんだかとってもしんどそうに見えるんだけど○○くんはどうなりたいの」と聞くかもしれません。
「それがわかれば苦労しない」と怒られるかもしれませんが、でも、「自分がどうなりたいのか」を考えてみるのは大切だし、
ほとんどの子どもさんが何かしら考えています。
でも、「頑張らないといけない」とも思っています。
頑張る方向を、自分の「なりたい」に近づけてみたら、また違ったものが見えるんじゃないかなと思っています。
今日も読んでいただきありがとうございます。
ちなみに、息子に今日「何で昨日の夜急に泣いたん」と聞いたら
「だって、かあしゃんがずっとしゃべっとったのに、急に何もしゃべらんようになったんじゃもん。そしたら、怖かったんじゃもん。」
と言ってました。
私の寝落ちが原因だったみたいです(記憶に無いけど)。
連日の疲れでナイーブになっているのもあると、自分のせいにしたくない私がいます…。