今日のポイント
ストレスがあることよりも 心を弱くするのは、自分がひとりぼっちだと感じて、そのように振る舞うこと
心が強い ≠ ストレスが無い
辛いことがあった自分、それを辛いと感じる自分、身動き取れない自分を「ダメだ、弱い、もっと強くならないと」
そんな風に思っていませんか?
私たちの頭の中は、ほぼ自動的にわいてくる考えで埋まっています。
常に頭の中には自動的にセリフがわいてきて、自分に何か言い聞かせているのです。
この考えのことを「自動思考」といいます。
特に、悩んでいたりつらい思いをしているとき、それは「自分を責める」または「人を責める」ことばとして頭の中を駆けめぐります。
誰かが悩んでいて、その力になれないとき 孤独を感じます。
自分が悩んでいて、ひとりぼっちだと感じるとき、孤独だと自分を呪います。
私たちはつい
「ストレスがなければ幸せなのに」
「ストレスがないことが心が強いということだ」と考えてしまいます。
そうして、あたかもストレスがあることが自分を不幸にしているかのように考え、ストレスを消そうと努力します。
でも、その努力があなたのストレスをますます増やしているのです。
実はストレスがないことは、心が強いとイコールではないのです。
ある大規模な調査によって、ストレス指数の高い国の方が平均寿命が長く、GNP(国民総生産)も高いことがわかりました。
そして、幸せな人というのは「ストレスを感じない人」ではなく「ストレスを感じながらも落ち込まない人」だということがわかったのです。
これは私の考えですが、おそらくストレスがあることよりも心を弱くするのは、
「自分がひとりぼっちだと感じてそのように振る舞うこと」だと考えています。
じゃあ、今ここにあるストレスをどうしたらいいの?
あなたの持つ過去の傷つき。
今も何度も考えてしまうこと
それらを自分で解決しないといけないと思っていませんか?
まずストレスが自分の大切な価値観を教えてくれることを知りましょう。
ストレスのことを考えるとどんな考えが浮かんできますか?
例えば、私なら前回ご紹介したような 「幸せ」にはコツがある!
とても辛かったとき
こんな思いが頭の中を渦巻いて、自分に何度も何度も言い聞かせてきました。
でもこれらは、私に自分の大切にしたい価値観を教えてくれているのです。
つまり、
が私にとっては大切だったということです。
結果、私は職場を辞めました。
何度も何度も頭の中をめぐる考えから、あなたのもっとも大切とする価値観を教えてもらいましょう。
そして、もっと効果的な方法が…
自分の価値観を見つけたら、今度はそれを人に話したり、人がその人のストレスを力に変えた話を聞くことによって、あなたのストレスを力に変えることができるのです。
身近な人に話せますか?
話を聞いてくれる人はいますか?
自分の辛かった体験の乗り越えた話をあなたに話してくれる人はいますか?
話しながら整理できることもありますよ。
今日も読んでいただきありがとうございます。