今日のポイント
子どもに自信を持たせたいなら、夫婦関係を見直して、思いやりを育む家族関係を子どもに見せる
「子どもに自信を持ってもらうにはどうしたらいいですか」
時折受けるこの質問。
「子どもに自信を持ってもらいたいんだけど、うちの子は引っ込み思案で…。」
そんな声もあって、ほとんどの人が
自信=自分で何かを達成する
できたっていう感覚
なんだと思っとるんじゃな~、と思う今日このごろ。
実は「自信=達成」とか「自信=できた」ではなく
「自信=自分らしさ=自分への信頼=周囲への信頼」だったりする。
つまり、自分らしくおれんとき、自分らしくおることを否定されるとき、自分が自分でおることを安心できんとき、自信はどんどん減っていくんよ。
じゃけぇ、自信とは「自分自身と周囲を自ずから(自然に)信頼する」って書くんよね。
じゃあ、自分や周りを信頼するのってどうやってできるようになるんかっていうことなんじゃけど、
私ははっきり言って夫婦関係・家族関係だと思っとる。
自信ってどこから来るんかって言ったら「あぁ、私って生きとっていいんじゃ」って思えるってことだと思うんよ。
その「あぁ、私って生きとっていいんじゃ」って言う気持ちをどんな環境で育めるんか?っていうのがほんまにだいじ。
悲しいという思いを抱えながら、口では「別に気にしていない」と言ったりしとらん?
これまで色んな人の相談に乗ってきて思うのは、みんなもっと自分にも人にも正直になったほうがいい。
仕事柄というのもあるけど、ちょっとした世間話の中にも、「自分に正直になってない」ことで引き起こしとる人間関係の溝がいっぱい見えるんよ。
自分の本当の気持ちを相手に伝えずに「どうせ、わかってもらえない」とか「言っても意味ない」とか「別にわかってもらいたくない」とか
夫とか妻とかパートナーにあきらめの気持ちを持っとる人がいっぱいおる。
これは本当に本当に悲しいことよ。
だって、自分で自分のかけがえのない家族を壊しとるんじゃもん。
こういうのを見るとパッシブアグレッシブ(消極的な攻撃)だなぁって思ったり。
しかもほとんどの場合その犠牲は子ども。
子どもって本当に逃げ場がないんよね。
両親がギスギスしとる、ただそれだけで命の危険まで感じる(生きるすべを知らんからね)。
そしたら、何が起きるかっていうと、子どもは家族のバランスを整えるために
なぜなら、
不安や恐れからできることができなくなる
自分自身の存在に疑問を持ち自信がなくなる
からね。
当たり前だけど、命の危険を感じながらのびのびと成長することはできん。
ましてや、自分に自信をつける
つまり、「あぁ、私って生きとっていいんじゃ」って思う環境じゃないってこと。
親が仲悪いってことは、自分の半分ずつを否定されるってことじゃけぇ、
自分は親に嫌われるくらい生きとる価値がないっていうこととほとんど同義かもしれん(意識するせんは別にしてね)。
子どもに自信を持たせたいなら、夫婦関係を見直して、思いやりを育む家族関係を子どもに見せるのが大切なんよ
じゃけぇ、子どもに問題がある時は夫婦関係を見直すチャンスだと私は思っとる
ほんで、たいていの場合、夫婦関係がうまくいかんのは 思いやりの欠如が原因なんよ。
て言っても、やっとる本人は「私がガマンしたらいいけぇ」とか「大したことないし」とか、むしろそれが思いやりだと思っとる。
こじらせると、「負けたくない」とか言い出すけどね。
こういう人はたいていあきらめの気持ちという大きな実になる前の、小さな種の時に自分の気持ちをきちんと伝えていなかった、
または伝えようとしたけれどうまくいかなかったって思っとる。
そして、そういうのは自分で何でも解決しようとする、責任感の強いマジメないい人だったりする。(私も実はそういう1人で頑張るタイプ)
思いやりってちょっと努力がいるんよ。
相手がわかるように出す
相手が受け取りやすいように送る
で、
相手のサインを好意的に受け取る。
ほんまは日常生活の中でそういうのが自然にできるといいと思う。
だけど、ここまでの道のりが長すぎて、自分の感覚がマヒしとる人、いっぱいおるんよね。
そういう人のために私は 家族でボードゲームをすることをオススメしとる。
ボードゲームすると本当に子どもが育つ。
その中でも、特にオススメしたいのは「アチーバス」
普通のゲームって勝ち負けでしょ
でも、アチーバスは誰も勝たんし、誰も負けん。
勝ち負けじゃなくてどうやったらみんなで1つの目標に到達できるかっていうゲームなんよ。
一回やるとちょっと謎で、?ってなるんじゃけど、もう一回やるとハマるっていう不思議なゲーム。
でも、やると
相手がわかるように出す
相手が受け取りやすいように送る
で、
相手のサインを好意的に受け取る。
これが本当によくわかるゲームなんです。
今日も読んでいただきありがとうございます。