「不登校とはいえ家で何にもしてないんですが、こんなに甘やかしていいんでしょうか」
時々頂くこの質問。
そもそも、甘やかすってなんでしょう
まず、「甘やかす」の定義から。
どの様に考えていらっしゃいますか?
やってはいけないのは甘やかしというより過干渉ですね。
過干渉(やってはいけない甘やかし)は
だと私は思っています。
「あれはどう?これはどう?」といったものから
「こういうの必要でしょ?やっておいてあげたよ」というものまで。
ちなみに、
「十分な甘えの後に自立がある」と私は多くの子どもさんを見ていて強く感じます。
(精神科医の佐々木正美先生も同じことを言っておられます)
また、不登校の子どもさんの中には、育て直しが必要な子どもさんもいらっしゃいます。
ただ、気をつけていただきたいのが
「いい方・伝え方を本人に合わせる」ことと、「顔色をうかがう」のは違います。
言わなければならないこと、親として困ることは、伝えて改善策を互いに考えていきます。
言えるタイミングもあるでしょうから、本人の落ち着いて話が聞ける状態の時に
「一緒に考えたい」と伝えるのがよいと思います。
これまで
など、厳しくやっていても不登校になったんだったら
本人を無視した厳しいことが、子どもを良い方向へ導いてきたのではないと言うことです。
「ちゃんとしなさい」では伝わらなかったかもしれません。
でも、「使ったら、元あったところに戻してね」とか
「夕ごはんが要らない時は17時までに教えてね」なら伝わることがあります。
ぜひ、「甘やかしている」とはどういう状況なのか、自分なりにその定義を考えてみてください。
本人も落ち着いてきたら、家族に役立つことをやってもらうのもいいんですよ。
(東広島市高屋元浄寺さんの立派なイチョウ)
今日も読んでいただきありがとうございます