自尊感情(セルフエフィテーム)とは
自分自身について「これでよい」と感じる程度のこと。
自己受容などと関連し、他者との比較というよりもむしろ、自分自身で自分に対して下す能力や価値について評価的な感情や感覚のこと。
これまで「テレビ見てないんです」と言っていた私ですが、今季はドラマを多く見ました…。
(5年ぶりくらい?1週間に7本くらい?!)
全部TVか📱で見るんですが「毎日1つ楽しみがある」といった感じでしたね~。
で、冒頭の「自尊感情」ですが今季大ヒットのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でよく出た言葉です。
最終話で私にとって印象的だったのがこのシーン
自分にまつわること全てがうまく行かなくて、自分にイライラして
お風呂場に閉じこもってしまったみくりに対して
平匡が
「みくりさんが閉じたシャッターはいつか僕が閉じたものとおなじかもしれない…」
と思いを巡らすところ
そして、「だとしたら、僕は開け方を知っているかもしれない」と続きます。
そう。
これまで、自尊感情が低く、みくりに対して自分のコンフォートゾーン(安全域)が脅かされそうになる度に
壁をつくり、溝を一生懸命掘って自分を守ろうとしてきた平匡が、
諦めず、みくりの心の扉をノックし続けようと決意した瞬間でした。
「自尊感情が低いから…」という言葉をよく聞きます。
たいていその後に「だから○○できない…」と続くんですが
自尊感情というのはそんなに固定された感情なんでしょうか?
感情というからには持続力はそんなに長くないはず。
むしろ、自尊感情が低いことを維持し続けようとする
心の動きの方が重要なのでは?
自尊感情は状況によって上下するもの。
だって、感情だから。
自尊感情の高かったみくりでも落ち込むし、
自尊感情の低かった平匡でも、
こうして、自分の殻から一歩踏み出すこともできる。
みくりは
そして、
を通して自尊感情を回復して行きます。
(「小賢しいからできる仕事もあるのかもしれません」と話すみくり)
↓この3つがとても大切です↓
自尊感情回復のために大切な3ポイント
これは、短大で生徒さんから得た自尊感情に関する心理テストの結果です。
1の2.74は
それぞれの生徒が自分に対して感じている自尊感情の値。
2の4.27は
他者に対して、その人がどのくらいの自尊感情を持っていそうか想像した値。
(3.4.5は値なしなので0です)
どうですか?
これだけ開きがあるんです。
つまり、自分に対して「自信がある」って感じることと
人に対して「あの人は自信がありそうだな」って感じることは、人に対しての方がだいぶ多めに盛って見えるということです。
人はうまくやってるように見える
自分は人よりできないように感じる
この感じは誰もが持つ普通の感じなんですね。
ま、
隣の芝生は青いっていいますしね
だから、人と比べるんじゃなくて過去の自分と比べる
自尊感情回復のために大切な3ポイント
そして、もしあなたの身近に自尊感情が低くなっている人が居れば、前より成長していることを伝え続けてほしいと思います。
特に、発達障がいやそのグレーゾーンの人は、自分の変化を捉えにくかったり、自分を客観的に見る力が弱かったりします。
だから、何度も何度も「前はこれできかんかったけど、今はできるようになってきたね~」とか
「前だったら、絶対○○な反応だよね!今は違うね~」とか
「なんか、前は○○っていいよったじゃん。でも、最近は言わんけどなんか違う?」といったことばで
何度も何度も成長していることを意識させてあげてください。
1回じゃなく、何度も言われて初めて「もしかしてそうなのかな」ってじんわり聞いてくるレベルなんです。人って。
そして、もしあなた自身が「私は自尊感情が低い」と感じているなら
まずそう感じるタイミングを探すのと、同じくらいの頻度で
うまくいっているとき
自分なりに役に立っているとき
自分のことを好きな感じ
を探してみてください。
毎日毎日、自分で自分の感情を決めているのはあなたです。
人は人によって傷つき、人によって癒される
人との関わりを辞めなければ絶対に自尊感情は回復します
今日も読んでいただきありがとうございます