先日生徒さんから質問が。
周りの人が
『あの子ってわからんよね』とか
『あの子ってああいうタイプだったけ』とか
『あの子ってああいう人たちと付き合う人だったんじゃね』とかっていうのが聞こえてくると、
気になって気になって、もう自分がどうしたらいいんかわからなくなるんです。どうしたらいいですか?
彼女にはぜひ、先週からの新ドラマ嫌われる勇気を見てもらいたいですね。
自分に役に立たないとわかっていながら、周りの目が気になって気になって仕方ない。
それはもう全員から気に入られたい、好かれていたい。
「みんなのアイドル症候群」です。(今、適当に作りました。そんなのないです。)
「みんなのアイドル症候群」は、特別視されたい欲求と、誰からも認められたい欲求との両方を同じくらいの強さでもっているからしんどいのです。
特別視されるためには「みんなとは違う」という特異性が必要です。
だけれどもその特異性は「みんなから好かれていたい」というという埋没性と真っ向から対立するのです。
だから、しんどいんですね。
そして、「みんなのアイドル症候群」の人は「自分に自信がない」と必ずいいます。
でも、そのもっと奥には、
これが「みんなのアイドル症候群」の人の信念です。
だから、自分に価値があることを証明するために、ひたすら「人に好かれること」を欲しているんですね。
でも、この信念は実現不可能な信念です。
ドラマの中では、椎名桔平扮する犯罪心理学者の大文字教授がこのように言っています。
他者に嫌われないように生きていく、なんてのは、実は簡単なことなんですよ。
自分をごまかし、妥協し、諦めればいい。
一方、他者に嫌われてでも生きていこうとするのは実に難しい。
自分に正直で他者の目など気にせず、決して嘘をつかない生き方なんて、一日ももたない人がほとんどでしょう。
まさにこの通りです。
全員から好かれるのはまず不可能ですし、人とは違うあなただから必要とされるのであって、誰かと同じあなたであればその誰かでもいいわけですから、必要ではないし好かれもしないのです。
そして、最も大切なのは、
人に好かれようが人に好かれまいがあなたには価値がある。
これがあなたを幸せにする信念です。
読んでいただきありがとうございます。