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子どものやる気の上手なくじき方 2017年3月公開記事

2022/08/18

子どもって自分の「やりたい!!」を全面に出してきますよね。


それも、日頃の自分の生活態度は思いっきり棚に上げて、

ただただ「やりたい」「やってみたい」というのを伝えてきます。


先日もある生徒さんと話していて

「先生!!僕これやってみたいです!!」と言ったのは子どもプログラミング合宿。

4日間でいろいろなコースがあって結構なお値段。


その子は、やりたいことをたくさん妄想する割には、

どれも頭の中で

「でも、どうせ時間がないし…」

「でも、どうせお金がないし…」

「でも、どうせ自分にはレベルが高すぎるし…」と何もやらないうちから諦めてしまうタイプ。


それが、はっきりと

「これ、やってみたい」と言ってきたので

「ほほ~。これはなかなかおもしろい」と思ったのでした。


子どもの「やってみたい」は、たいていの場合そんな役に立つものではありません。



大人から見たら「それって役に立つん」とか

「そんなことより、もっとやるべきことがあるでしょう」といったものばかり…。


「子どもの『やりたい』ばかりを優先していたら、本当にやらないといけないことはやらない、自分の快楽だけのために生きる大人になるんじゃないか」

そんな不安も生まれます。


なので、ここでバシッと

「日頃の生活態度がよくなったらね」

「こんな成績じゃあ無理じゃろ」

「こんなん行って何の役に立つん」

「そんなん、○○ちゃんには必要ないと思うよ」

と言ってあげると子どもは

「自分の夢とかやりたいは言ってもムダなんだ。」

「楽しいことには価値がないんだ」と教えることができます。


そうすれば、子どもは無理そうなことは予め自分で諦める、無茶を言わない、大人にとって扱いやすいイイ子になります。

(ただし、時限爆弾的に、大人になって自分でいろいろなことへの自由度が高まった時、何が起きるかはわかりません)


それから、なんでも「OK」「あなたの好きなようにしなさい」と言って、何の苦労もなく「自分の要求はどんどん通るんだ」という体験を

どんどん積ませることで、やりたいことだけやってあとはのらりくらり、自分のやりたくないことから目を上手にそむける子どもにすることができます。


もし、

うんうん。こんなことがやりたいんじゃね。(ひとまず受け止める)

これをやったらどんな風に○○ちゃんは変わるん?(欲求の裏にある、変化した自分を想像させてさらに言葉にして言わせる)

じゃあ、実現のためにどうしたらいいか一緒に考えるけぇ、ちょっと質問に考えてみてね。

で、そのためにみんなに手伝って欲しいこととかあるん?(自分の欲求のために起きる影響を考えさせる)

そしたら、それってお金はどのくらいかかるん?それはどこから出すん?(現実的な問題を解決しないといけないことを共有する)

で、時間とか約束とか予定は大丈夫なんかね?(これも現実的な問題)

こんな風に、ただ単に

やりたい

何ふざけたこといいよるんね!他にやらにゃあいけんことあるでしょうが。

と言わずに

自分の思いを言葉にしたり、考えをまとめたり、現実的な問題を解決しようとさせたりすると、自らの意思でいろいろなことを決めたり、

上手に頼み事をしたり、いろいろな経験から「自分自身には物事を解決する力がある」と考える、ちょっとめんどくさい子どもに育ってしまうので要注意です。


子どものやる気をそいで無気力にさせておけば、親の言いなりになって、

ちょうどよくチャレンジ精神のない子どもに育ってくれます。

(ただし、副作用として、本来やるべきことにも無気力になってしまうことがあるので注意)


子どものやる気をくじくためには、間違っても理論的な考え方とか、周りへの援助の要請といった、

社会的なスキルを磨くためのプレゼンテーションはさせてはいけません。




今日も読んでいただきありがとうございます。

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