広島市内の高校・中学も卒業式が終わり、今日は小学校の卒業式でした。
進学の際、親御さんにとっては不安なことがたくさんありますよね。
通常学級にしても、特別指導学級にしても
「あれはどうなんだろう?」
「こんな時はどういう対応してくれるんだろう?」といろいろ気になることが満載ですね。
ハッキリ言って、もやもや悩むなら学校に直接聞いたほうがいいですよ。
学校も具体的なことに関しては対策を考えてくれますが、
抽象的だったり、曖昧だったりすると明確な答えはもらいにくいです。
特に、小学校では特別支援学級ですごし、中学校では通常学級で過ごすことに決めた子どもさんは、不安でいっぱいだと思います。
「そうなんですよね。だから、早く学校にいろいろお願いしに行かなくちゃ」
「まぁまぁ、お母さん。はやる気持ちはわかりますが、ちょっと落ち着いてください。
例えば、子どもさんどうしのケンカがあった時、連絡もらうかどうかひとつとっても方針は様々です。
どうですか?決めてますか?
ケンカだけじゃなく、授業態度、提出物、友達関係、進路…。何から何まであるんですよ。
「え!じゃあ、どうしたらいいんですか?学校で何があるのかもわからないのに、そんなに細かいことまで決められません」
そうですね。なので、学校にお願いしに行く前に、お家で相談しておく人が3人います。
まずは、自分自身とそして、お父さん。
これはもう子育ての根幹に関わることです。
多分、違った考えの部分もありますよね。
きっとほとんどの親御さんは、自立にむけて、自分の課題に周りの力を借りながら対応したり解決する力をつけてほしい、と思っていると思います。
そしたら、ケンカひとつとっても、
と、具体的にやってほしいことを伝えることができます。
中学校の3年間はあっという間にすぎてしまいます。
その間に、学習もですが、社会性や進路のことなど、考えないといけないことがたくさんあります。
しかも、義務教育を終えるわけですから、親御さんとしては「社会で貢献できる子どもにすること」を意識するようになります。
学校もそのように指導していきます。
その中で、先生にしっかりお任せするところと、親が見守っていくところを分けなければなりません。
だから、自分が目指している子育ての形をはっきりする必要があるんです。
自分がよくわからんのに人には頼めんでしょ?
それから、相談するならこの人は絶対に外してはいけません。
それは、
子ども自身
よくあるんですよ。
だ~っとなが~いメールでつらつらと、
「△△△△なんですが先生はどうするのがいいと思われますか」なんて相談のメール。
私の答えはいつもこれです。
「子どもさんに直接聞いてみてください。自分なりに何らかの対応策を考えていると思いますよ。」
子どもさんの感じている不安や、気になること。心配、期待、ワクワク…。
そういうの、全部置いてきぼりにしてませんか?
困るのも、楽しむのも、頑張るのも、失敗するのも、全部子ども。
あなたじゃないんです。
あなたが「これはこまるかもしれない」と思ったことが、子どもさんにとってはどうでもいいことだったり、
子どもさんにとって「気になって気になって早くなんとか見通しを持ちたい」ということがあなたは思いついてなかったり。
でも、そういうことも含めて全てあなた自身が、どんな子育てをしたいのか、どんな親でいたいのか、どんな時にどんな助けを出してどんなことができるのか、それをはっきりさせておかないと子どもさんも頼みようがない。
「人からどう思われるか」とか
「こんなことうちの子にできるかしら」とか、あなたの想像のことは本当どうでもいいです。
全ては子どもさんの中に答えがあります。
子どもさんはどうしたいのか?
それだけです。
たまに、
「そんな風につらつらと上手にしゃべれません!」って言われます。
あたり前です。
私はしゃべるのが仕事です。
(相手が話したことを方向とか形を変えて、返すのが仕事)
あなたは話をするプロですか?
いいじゃないですか、つっかえながらでも。
それに、出てこないのは、日頃から本当の思いをオブラートに包んだり、違う感情にのせたり、人の考えに同調したりして
自分の口で、自分の言葉でしゃべってないからです。
もっと素直に
私の好きなことば。
長くなりました。
今日も読んでいただきありがとうございます。