子どもをほめるとき、どんな風にほめますか?
間違ったほめ方をすると、子どもが
「えらいねぇ」
「すごいねぇ」
「さすが」
「すばらしい」
「やったね」
「いいね」
こんな感じでしょうか。
これらはみな、上から下への評価のことば。
なので、ほめ言葉としてはあまり良いとは言えないのです。
とはいえ、私も「すばらしい」ってつい言っちゃうんですが…。
実は「ほめる」という行為そのものが、上から下への評価のことばなんです。
なので、ほめるというよりは「感謝」を伝えてみることをオススメします。
子どもって、結構いろいろがんばってるんだと思うんです。
ハッキリ言って、ことばだって片言レベル。
大人のことばが、いつもわかって、イメージできるとは限らない。
それを一生懸命聞いてわかろうとしているんです。
だからこそ、ちょっとしたことでいいので、お家でも学校でも
助かったよー。ありがとうねー!
って言えるチャンスをみつけて、しょっちゅう言う。
例えば、
いつもなら大声で言うところを普通の声で言えたら、
「普通の声で言ってくれてありがとうね。大きな声じゃなかったから安心して話せたよー。」とかコメントする。
兄弟げんかとか 「ガマンしてくれてありがとうね」とかね。
何か手伝ってくれたときだけじゃなく、その子が何も起こさずうまくやっているときを、私たち大人はきっとたくさん見逃しているハズ。
子どもを見る視点を『ほめる』から『感謝を伝える』にちょっと替えてみませんか?
そうすると、子どもは
「私って、役に立つ人なんだ」と思えます。
その貢献感が、所属感つまり、自分の居場所として感じられる力になるんです。
自分の存在が認められているということが、何かいいことをしたときだけじゃなく、存在そのものや自分が普通に過ごせていることから感じられる、そんな環境を子どもに用意したいと思うのです。
こちらの記事もご参考に。
ちなみに、私がよく使うのは
「わお!こんなことできるん?」
「これ新しいね!!」
「これ、どうやるん??ちょっとコツ教えて!!」
「もうできたん?はやっ!!」
「なんでやり方わかったん?」
「こんなんやった人初めて見たわ!」
「がんばったね~」
こんなこと言ってます。
やっぱりちょっと上からのも混じってますね…。
今日も読んでいただきありがとうございます。