うちの子、全く物語を読みません。
ゲームの攻略本や、図鑑などは熱心に眺めていて、それはそれでいいなぁと思うんですが、
説明文は得意だけど物語文となると、『情景なにそれおいしいの?』てな感じで、
1年生のときから何かの感想を書くとか、思ったこと・感じたことを書くとか、そんなときのためのことばや表現のストックが少ない。
私はというと、幼い頃から本が好きで、学校帰りは歩きながら読んで何度もぶつかったり、溝にはまりそうになったり。
挙句の果てには道端に座り込んで読んだり、
玄関先でランドセルもおろさずに読んだり、
中学受験の勉強がはかどらないからと自らダンボールに詰め込んでガムテープで留めたにも関わらず、
我慢できずに開けて読み漁ったり…とそんな子だったので、
息子の
Kくんね、字本(絵のある絵本に対して、字ばっかりの本を彼はこう呼びます。)はあんまり読みたい気持ちにならんのんよ。
ということばにはいささかがっかりしてしまったり…。
というわけで、
【読まぬなら 読んで聞かせよう ホトトギス】
とばかりに、今更読み聞かせをはじめました。
息子の好みと私の独断をおりまぜて図書館で借りてきた本。
かぎばあさんは私が懐かしくて借りてしまいました。
寝る前には必ずおしゃべりタイムがあるので、それを本を読み聞かせる時間に当てることに。
先々週から始めて、2週間で2冊読み聞かせました。
チョイスしたのはこの2冊(クリックでAmazonに飛びます)
これは消費についてなかなか考えさせられる話で面白かったです。
なんでもただでほしいものを届けてくれる会社にうっかり電話がつながってしまった主人公が、どんどん注文するのですが、
なんでもただ会社には罠がありその罠にまんまとはまってしまって、主人公が窮地に追い込められる話。
息子も、自分のことのように感じていて、時折「Kくんだったらどうする?」なんて問いかけながら2章ずつ三夜で読みました。
実は、オーディオブックで子ども落語にハマっていた息子。
落語の中でも食いしん坊にまつわるもの「ときそば」や「まんじゅうこわい」など5篇のお話が入っています。
お話とお話の間には江戸の小話が入っていて、当時の風俗や暮らしなどがわかる読んでいる私も楽しいお話でした。
1篇ずつ五夜で読みました。
2週間経って、「かあしゃん、次のも借りてきて!」とリクエストが入りました。
情緒教育になるかはわかりませんが、息子と一緒に何かするという時間をなかなか取れない(取ろうとしない)私にとって、
楽しみな時間になりつつあります。
結局のところ、情景描写の読み取りとか関係ないのかもなー、と思いつつ、面白いよーでは伝わらんしー。
と、結局親子時間を増強するというところで落ち着いてます(笑)
今日も読んでいただきありがとうございます。