【予想外の出来事に弱い】
これは一般的に言われる発達障害の子どもさんの特徴です。
確かに、その通りです。
自分の想像していたとおりにならないと、パニックになってしまう子がいます。
でも、だからといって
予定調和ばかり、というのもストレス耐性を下げてしまうような気がします。
特に、本人が「やってみたい!」と言ったことに関して先回りして、
「これはあなたには向いてないと思う」とか
「これはきっとこうなるからやめたほうがいいよ」とかが
うまくいくこともあればうまくいかないこともあるんじゃないかと思うのです。
明らかなパニックが予想されたり、まだ年齢相応でないことに関しては思いとどまらせることがもちろん必要です。
でも、ちょっとしたことにまで先回りして思いとどまらせていないでしょうか?
「なんでも諦めるような子になってほしくない」と言う割に、自分がやってほしくないことに関して積極的に諦めさせていないでしょうか?
発達障害だろうがそうでなかろうが、自分のやりたいことをことごとく
なんて言われていたら、それは学習性無気力になります。
つまり、
を子どもは学んで
だったら何もやる気でないよ。
やる気スイッチなんかどこにもないよ。
という状態を作っているということです。
でもね、親としてはその後の大変さを想像してイヤですよね。
だって、後始末はどうせ自分ですもん。
周りはとやかく言うけど、一番しんどいところはどうせ親である自分がなんとかしないといけない。
そんな風に思ったら、躊躇しますよね。
わかります。
いつも、「ホンマにいらんことせんとって」という気分なんですよ。子どもにも周りにも。
それでも、やっぱり少しの予想外には触れさせておくべきだと思います。
それに、発達障害の子どもさんだって当たり前ですが学ぶんです。
慣れてくることもあるし、そこから学ぶこともあります。
周りに助けを求めることを知るかもしれません。
自分のできる身の丈を知るかもしれません。
社会に出て、自分を好きでいられる子どもに育てたいですよね。
時と場所を選ぶのは大変かもしれないし、子どもの性格も把握しておかないといけないかもしれません。
でも、やりたかったのにやれなかったことって尾を引きません?
もしかしたら自分の人生、あそこで違っていたかもしれない、って、変な後悔というか未練が残りませんか?
やってないからこそ諦めがつかないというか、変にこだわってしまう。
体験してみたらそうでもなくって、きっぱりすっぱり諦めたり、次のステップにすすめることもあるのに。
夜の大人のお酒を飲むお店では、絶対に体の関係にさせないように指導・教育するそうです。
なぜなら、その方が長くお客様として通ってくれるから。
つまり、目標達成させて満足させると、そこにはもう必要性がなくなることがあるってことですね。
今日のお昼ごはんにラーメンを食べに行きました。
ここでは、一味とうがらしが標準で入っています。
辛いもの好きの息子は、当然のように
一味は抜きません
と一味入りを注文。
さてさて、どうなるかな~と思いながら見ていたら、最初は平気そうでしたが、半分ほど食べたところで
かあしゃん、残り食べてもらってもいいですか?
と言ってきました。
(基本的にこちらからは何も言わず自分で言うのを待ちます。そして、自分から「お願いします」の形で言ってもらいます。)
だろうと思って餃子定食にして、餃子だけを食べて待っていた私。
いいよ~と言って残りを食べました。
息子は
よし、決めた!次から一味とうがらしはなしじゃ!
と隣でなにやら決意しておりました。
もし、あらかじめ私が
一味とうがらしなしにしたほうがいいよ。辛いよ。食べられんかもよ?
なんて言ってたら、きっと息子は次回はもっと一味とうがらしにこだわったでしょうね。
我慢すると人間は1.5倍やりたくなるんです。
今日も読んでいただきありがとうございます。