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息子に聞かれた「ぼくのこと好きじゃないの?」その理由とは? 2017年11月公開記事

2022/09/19

子どものこと、どのくらい代わりにやってあげていますか?

どのくらい「○○しなさい」とやらせていますか?


最近の息子の課題は「ピアノの練習ができないこと」


今の取り決めでは、夕ご飯のあとやる。


でも、これがなかなかできません。


  • 見たいテレビがある。
  • めんどくさい気持ちになる。
  • 他に気になることがある。

などなど。


そんな状況が続いていて、先日、お風呂の中で息子と話しているとき、こんな話をしました。

最近ピアノの練習をなかなかできてないよね。

まあ。かあしゃんはKくんじゃないけぇ、

Kくんが練習せんでも別に困りはせんけどね。

それじゃあ、かあしゃんはKくんのことが好きじゃないん?

え 好きよ。大好きよ。

でも、子どもが困っとったら親なら悲しいんじゃないん?

なるほどね。

かあしゃんは、Kくんのこと大好きよ。

じゃけぇ、困っとるなら、相談のるし、何か手伝えることあるなら手伝うよ。

それは、いつも言っとるじゃろ。

一緒に考えたり、言ってほしい事があったら言ったりそういうのはするよ。

でもね。

かあしゃんはKくんの代わりにはなってあげられんのんよ。

Kくんが自分でやらんと意味ないじゃろ

Kくんが行きたい東大に、かあしゃんが勉強がんばって行ったとしてもKくんは行けれんよね。


Kくんがおしっこ行きたい!!ってなっとって、

じゃあ、かあしゃんが代わりに行ってあげるよ。とか

Kくんがお腹すいた~ってなっとって、

じゃあ、かあしゃんが代わりに食べといてあげるよ。とか

そういうのも無理じゃん。


じゃけぇ、ホンマに大事なことは自分でやらんとダメなんよ。

誰も、代わりにはなってあげられんのんよ。

そっかぁ。

常識の枠に囚われたらいけんのんじゃねぇ。

息子から「常識の枠」ということばが出てきたのも面白かったのですが、

「親は、子どもが困っていたら助けるもの」という概念をいつの間にか学習していたのも面白いなぁ、と思いました。


結局のところ、本当に大切なところは親が代わりになってやることはできません。


だから、親は本人以上に困ってはいけないと私は思っています。

(内心、めっちゃ焦って困ってるというのはありだと思いますが…)

親が、本人以上に困ると、その問題を解決したい人が本人じゃなくて親になってしまうからです。


本人が困っていて、親はそれに対して 

  • 一緒に考える
  • 策を講じる
  • 客観的な味方を提示する
  • 途中まで一緒にやって最後は子ども自身ができるように手助けする

そういう存在でありたいと考えています。


それは、子どもとは言え、一人の人間だからです。


もちろん、人間生活がまだ短いので、先を予測したり、多面的に見たり、状況を客観的に分析したりは未熟だし、苦手です。

だから、そういう部分は情報提供と言うかたちで示します。


大切なのは、 子ども自身が自分で決めて、実行し、結果から次の行動を考える、ということです。


さて、息子には

ピアノの練習を夜やるのはこれまでの行動を考えて

  • 時間を決めてやることは難しい(時間は時計を常に気にしないといけないので難易度高めです)
  • やる順番が決まっていて、続きでやれることはうまくできている
  • 夜はやることがたくさんありすぎてやるのが難しい

ということを話して、

  • 実は30分起きるのを早めれば朝やることができるんじゃないか。という提案をしました。

で、とりあえず1週間試してみることに。


ひとまず、新しい案はそれで決定にはせず1週間程度試してみることにしています。

すぐ決定にすると改善したくてもできません。


お試し期間を経て、

  • 良かったところ
  • 悪かったところ
  • 変更したいところ

などを洗い出して、相談して最終決定にします。


こうすることで、親に一方的に決められた、と思わずに自分の意見もちゃんと伝えることができ、納得の上で実行することができます。

だから、無理矢理感がないのです。


さて、月曜日からはじめて2日間。

息子は学校に行く前の15分程度をピアノの練習に充てています。


うまくいっているときはすかさず「やってみてどう?」と聞きます。

やってみて「あ、なんかいいな」を消えないうちに捕まえておくのです。


これを繰り返していると、自分の環境を整えるための工夫をする価値がわかってきます。


こういう日々の積み重ねが子どもとの信頼関係を作っていくし、

子ども自身も、本当に自分でやらないといけないことがわかってくると考えています。


まとめ


子どもに「○○しなさい」と言うとき、気になって代わりにやってやるとき、それはあなた自身が子ども以上に困ってはいませんか?

気になっても、子どもの代わりに本当になるわけにはいきませんし、子どもの本当に大切なことは代わってはやれません。

子どもと約束事を決めるとき、子どもが主体となるように工夫することで、子ども自身が自分に自信を持ったり、自分のことを自分で調整するための工夫をしたりすることができます。

でも、そのためには手早く、素早い変化ではなく、ちょっと丁寧な関わりが必要なんです。

そのあと、めちゃめちゃ楽になるためのちょっとしためんどくささです。


今日も読んでいただきありがとうございます。

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