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小学2年生の「勉強して、何の役に立つん?」に全力で答えてみた。 2017年12月公開記事

2022/10/03

勉強して、何の役に立つん?

さあ!次のミッション来ましたよ~。


小学2年生(8歳)の息子は近頃、こんなことばかり考えているようです。

小学生もいろいろ考えるんでしょうね~。


さて、今回は

勉強して、何の役に立つん?

ということなんですが、あなただったらなんて答えますか?


私は以前、中学生向けにこんな風に答えています。

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どちらもまだ中学校で数学を教えていたときの記事で、

生徒たちに「どうやったらどの子も『わかった!』が得られる授業ができるだろう…」と毎日考えて過ごしていました。

そのときに実際に生徒に答えたものです。


うちの子にはもう少しわかりやすく話しました。

ねぇ、かあしゃん。

勉強って何の役に立つん?

お!新しいね。

毎日いろんなこと考えとるんじゃね。

役に立つかどうかは、役に立たせたいかどうかによると思うけど、「自分がどうするか」ってことじゃろ

それはわかっとるよ。

でも、この勉強はこんな役に立ちますよ~っていうのは無いん?

かあしゃんの考えを言ってもいい?

いいよ。教えて。

かあしゃんはさ~、やっぱり勉強は役立つんじゃなくて、役立たせるもんじゃと思う。

じゃあ、なんであんなにいろんな勉強があるん?

一番役立つの1つでいいんじゃないん?

それはさ~、Kくん、スプラトゥーンするじゃん。


(スプラトゥーンとはNintendoのゲームです。いろいろなブキを使って、地面を塗ってたくさん塗った方が勝ちというもの)

学校はブキチと同じよ。


(ブキチとはゲーム内に出てくる武器商人のことです。レベルを上げることでいろいろな武器を使えるようになります。)

ブキチ?

ブキチはいろんなブキを売っとるじゃろ。

でも、Kくんがどのブキに向いとるかは教えてくれん。

いろんなブキを実際に使ってみて、

『あ、これは自分に合っとるな』とか

『このブキを使うときにはこのギア(特殊効果)を付けよう』とか、そういうのは自分で工夫せんといけんじゃん。

学校もそれと同じで、やってみんとわからんじゃん。

自分が向いとることがわかるように、いろいろな教科があって、とりあえずやってみて、自分の好きなの見つけていくんよ。

そしたら、高校とか、専門学校とか、大学とかいけばその好きなことをメインで勉強できるんよ。

じゃけぇ、学校はこんなのあるよ~、って教えてくれるけど

それが向いとるかどうかはやってみんとわからんじゃろ。

あと、練習したらだいたいできるようになるかもしれんしね。

それをどう使うか、何が得意か見つけるかは自分次第じゃし、そこは自分で工夫せんといけんよね。

学校は、勉強は教えてくれるけど、自分の得意なことは自分で見つけるんよ。

その得意なことをやるときに、勉強が役立つかもしれん。

もっと勉強せんといけんかもしれん。

でも、それは好きでやりたかったらやるじゃろうしね。

学校で習わんことも世の中にはいっぱいあるしね。

そっか~。

じゃあ、いろいろやってみて自分で選べばいいんか~。

ほうよ。

じゃあ、小学校の勉強の中で一番大事なやつ教えて!

(もしや、この人、一番大事なやつだけ頑張ってあとは手を抜こうと思っとるんじゃあ…)

小学校と中学校はね、全部大事!

全部一番!

そこまで頑張ったら、次高校行くかどうかを選ぶ

そうなん

全部大事なんか~。


こういう説明をする時のコツは、その子がリアルに想像できるものとリンクさせるということです。


子どもは知らないことの方が多いので、なかなか想像がつかないとすぐに飽きます(大人もですけどね)。


なので、その子の好きなこと・興味あることに関連させて例えたりして話をします。

(ただし、あまり単純に例えてしまうと話がそれます)


でも、「こんな話思いつかない」って思われる方もいらっしゃると思います。


自分の考えがはっきりしていて、普段から考えていないと、理路整然と話をするのは難しいかもしれません。


ですが、一緒に考えて悩むことはできると思います。


私は、親はどんどん子どもに悩んだり迷ったり、くよくよしたりしているところを見せて、子どもに相談してみたらいいと思うんです。


そうすれば、

  • 大人も悩むんだ
  • 大人も困ったら相談するんだ

と、子どもが学ぶことができるからです。


自分一人で解決するのが偉い!という時代はもう終わりました。


苦手なことは人に頼る。

大人も悩む。


そういう当たり前の姿を見せることで、子どもは大人も完璧ではなく、自分も少しずつ成長していけばいいことを学びます。


みんな万能じゃないからこそ、助け合う。

ちょっとダメな大人、しっかりしてない大人、そういうところからでも学べるのが人間ですし、人間の素晴らしさでもあると思います。


ぜひ、子どもさんと

「勉強って何の役に立つと思う?」って話をしてみてください。


答えがでること、

はっきりと自分の考えを言えることだけが、

大人のやるべきことではないと思います。


一緒に考えた。

一緒に悩んだ。


そういう答えのない問いに対する挑戦が、『自分の考えを持つ』という自立に手を貸してくれます。


まとめ


子どもと一緒に考えたり、悩んだり、調べたりしてみよう!!

子どもの考える力は、そういうところから伸びていきます!!


今日も読んでいただきありがとうございます。

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