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インターネット授業は教室での抑止力にならないか 2018年6月公開記事

2023/03/17

前回のこちらの記事、FBで大変反響をいただきました📢

ありがとうございます。

学校の授業を自宅でインターネットで見れるってだめかな? 2018年6月公開記事 |きらぼしstudy online 先日、ふとこんなことを思いつきました。今、【お母さんのための心理学講座】というのを月に何回かしています。詳しくはこちら【 お母さんのための心理学講座】「子どもの将来の成功を決める『我慢強さ』の育み方」 2018年5月公開記事その時に使ってい...
 

学校批判と取られたかたもいらっしゃったかもしれませんが、

私が提案した「授業をインターネットでうける」というのが、むしろ学校の先生を救うといいな、と思っています。


ここからは、少し想像してみてください。


授業前、教室に入る。

今日こそはなんとか授業を進めたい。

あの子は起きていられるかな…。

何事もなく授業が終わりますように…。

まだ休憩時間なので生徒たちは思い思いに過ごしている。


キンコンカンコン…

チャイムが鳴る。

それぞれ自分のタイミングで席に着く。

おーい。チャイムなったよ~。教室入って~。

廊下にいる生徒に声をかける。


ああ。いない…。

またあの子だ。

今日は確か学校には来ていたはず…。

廊下で待機している学年の先生に生徒がいないことを伝える。


教室はまだざわざわしている。

号令をかけて授業を始める。


黒板を写すのに時間がかかり、途中で寝てしまう子にノートを書き込み式にしたプリントを渡す。

その日にやる内容と流れを黒板に予め書く。

黒板を書くたびにぼそぼそ声がする。

誰かが目立って話出すのはまだいい。

その子にアプローチすればいいから。

でも、どこで誰が喋っているのがわからないくらい、ぼそぼそ声で溢れてしまったとき、本当の無力感が訪れる。

真剣に勉強したい人もいるんだから、静かにしなさい!

ああ、もう早速怒鳴ってしまった…。

勉強したい生徒の権利も確保したい。

できなくてふらふらしてしまうあの子にも、一つでもいい達成感を持って欲しい。

今日こそは…。

お願いだから、授業の邪魔をしないで!!

ああ。

またやってしまった…。

自分の弱さと力の無さが生徒を鏡にして全反射してくる…。


もっと引きつける授業をしないと…。

でも、力の差がありすぎる。


机間指導をしていると、

「先生!」

生徒からの質問。

その間に紙飛行機や消しゴムが飛ぶ。


本当にもう!いい加減にして!!


寝ている子に声をかける。

見ていないうちにお菓子を食べる子。

明らかにわかっていないんだけど、声をかけると拒否をされる。


ああ、なんて無力なんだ…。



教室にいると、時々子どもたちが敵のように思えてしまう。

もちろん、わかろうとしてる子もいる。

そういう子がいつも耐えてくれて授業が進むのを待ってくれる。

本当に申し訳なくて辛くなる。


そんなことが何度も何度もありました。

私の力不足と言えばそれまでなのですが、集団というのは時に思わぬ程の力をもっていて

それが毎日、日常として続いていく、ということも稀ではないと思うんです。


それに、ほとんどの子はそんなに悪気がないんです。

だから、余計に

「そういう雰囲気を作ってしまった自分が悪い…」ってなるんです。


ここに、

「外から見られている」

という事実をつくることで、生徒たちも自分たちを客観的に見る意識が生まれるんじゃないかと思います。

また、教える方も、自分の冷静さをもう少し保てるんじゃないかとも思います。


だって、参観日は格段に「怒鳴ら」なくて済むんですから。


本当に私の経験でしかないので、このように提言するのはおこがましいことなのかもしれませんが、

あのような辛い経験をしている先生にとっても、そんな中で堪えている子どもたちにとっても

どちらも救う抑止力に「インターネットでの授業配信」がなるんじゃないかな、とも思っています。


そのためには、その「第三者の視点」の温かさが必要だと思います。


誰も助けてくれないかもしれない。

自分が批判されるのは嫌だ。

他に頼れる人が誰もいない。


そんな風に「無力感」と「孤独感」でいっぱいになったときに

他に方法が見いだせなくて、

人は力で抑圧しようとしてしまうんじゃないかと思うんです。


親が先生と協力する姿勢を持ってくれたら、先生は本当に勇気をもらえます。


また、先生が親に協力する姿勢を見せたら、親はどんなにかほっとして、安心できることかと思います。


人のことを批判することは簡単だし、気持ちいいです。

だって、その一瞬で「正義」になれるから。


だけれども、それは結局誰も幸せにならない地獄への道なんだと思います。


みんなが勇気を失って、「正しいことをする」よりも、「非難されないこと」を選ぶようになるから。


批判が前提だったら、管理職である校長先生や教頭先生は先生方を守らないといけないからどんどん保守的になります。

批判が前提だったら、親も子どもも自分の声をあげることよりも関わらないことを選びます。


子どもたちのために大人が自分へのこだわりを少し脇に置いて、

非難じゃなくて「何ができるかな」という協力を考えたら

まだまだ日本の教育はもっと暮らしやすいところになると私は思います。


まとめ


集団は一つの波となって、先生にも子どもたちにも襲いかかります。

大人が「協力」の姿勢を持ったら、もっと暮らしやすくなるんじゃないかと思っています。



今日も読んでいただきありがとうございます。

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