子どもがルールを守れないとき、つい
今日は〇〇がだめだったけん、明日△△じゃね!
なんて言い方をしてしまうことがあります。
先日も、もう何回目かわからない
息子との
【ゲームの使用に関するルール検討会議】
が緊急にお風呂で開かれました。
今日は時間9時までに間に合わんかったけぇ、明日のゲームなしで残念じゃね。
え なんでそうなるん?
だって、9時までに宿題とかピアノの練習とか明日の準備とか全部おわらんかったら、ゲームできん、って約束じゃろ。
え~ ちゃんとできとったと思ったのに、なんでなん…。
ゲームもテレビも好きなだけやって、それで時間がなくなって、それでもゲームがやりたいって、違うじゃろ。
だって、もうそんなに過ぎとると思わんかったんじゃもん。
かあしゃんだって、
「Kくん、今日も頑張ったね~。明日もゲームできるねぇ。」
って言ってあげたいよ。
だけど、Kくんはいっつもハードモード選ぶじゃん。
応援しとるのに、ダメになったところに気づかんけぇ、そこは教えてあげんとわからんじゃん。
え かあしゃん、Kくんのこと応援してくれとったん⁈
いっつも「はい、もうだめー」しか言わんけぇ、ダメ出しばっかりって思っとった。
ここで私は「はっ!!」としました。
ルールを守れるように、気にかけて言っていたことが、本人には単なるダメ出しにしか聞こえなかったということ。
決して、ゲームをやらせたくないと思ってはいないんだけど、
「頑張れ!」よりも
「また〇〇ができてないよ~。」の方が多かったこと。
子どもを励ますとは…と改めて考える切っかけとなりました。
その後のやり取りはこんな感じ。
こっちこそ、「え⁈」じゃわ~。
そんなにゲームが好きなのに、意地悪するわけないじゃん。
やりたいんだったら、もっと工夫して時間が守れんのなら「声かけて」ってじぃちゃんとかかあしゃんに言うとかしたらいいのに、
「全部自分でやる」とか言うけぇ、できんのじゃろ。
あ~。それがハードモード!
ほんじゃあ、イージーとかピースフルとかクリエイティブとか選んでいいん?
そういうことよ!
一人で難しいことは手伝ってもらったほうが簡単じゃろ?
あ~。ほんじゃあ、明日ゲームできるようにするには何を代わりにしたらいいか教えて!
かあしゃんはね、それ何回かやったけど、Kくん「代わりに」ってやったらできるって思っとるじゃん。
そしたら、ルールって決める意味あるんかな~。って思うんよ。
ほんで、今まで「完璧な1日」ってやったことないじゃろ。
1回「完璧な1日」ってやってみて、「できるじゃん!」「これいいじゃん!!」って体験したほうがいいんじゃないかねぇ。
あ~。確かにやったことないねぇ。
じゃあ、こういうのはどう??
明日から、勉強とかピアノの練習とかそういうのをやった時間だけゲームできる。
そしたら、実際にゲームをどのくらいやっとるかもわかるし、ゲームするには宿題とかやらんといけんけぇ、やるのが早くなるんじゃない?
わかった。
じゃあ、とりあえず試してみようか。
今決めたこと、忘れたり後でそれは言ってないとかなったらいやじゃけぇ、紙に書いとこう。
そんなこんなで、こんな取り決めをしました。
多分、これもそんなにうまくいかないんですよ。
でも、子育てってそういうもんかな~って思います。
ルールを完璧に守らせるのが目的ではなくて、
自分に合うものを見つけるために、
やってみて、合わないところを変更して、またやってみて…
この繰り返し。
これを自分で言葉にして、違う方法を試してみる。
そんな自分に合ったものを見つける練習台が家庭だし、子育てだと思っています。
もちろん、ルールを守るっていうことができるようにするのも役目なんだとは思いますが、
風紀委員である前にお母さんだから、ダメ出しでは「励ましの気持ち」は伝わらんってことですね~。
あなたのことばで、あなたの気持ちは伝わっていますか?
より、伝わることばを選ぶとしたらなんと伝えますか?
この事以来、
Kくん、今始めたら9時に間に合うよ!
がんばれ!!
と声をかけるようになりました。
部屋もキレイになってきたし、自分から勉強したり、いろいろやっています。
自分で自分の頭を使って工夫する子になって欲しいなと思うので、変な提案も一応聞くようにしています。(飲むかどうかは別ですが)
まとめ
その言葉で真意は伝わりますか??
今日も読んでいただきありがとうございます。