うちの子は後から見つかったり、ウソがバレたりしたほうがさらにめんどくさいことが起きる(たいていの場合、話が長くなる)のがイヤだから、正直に言ったり、自分から言ったり、ウソはつかなかったりするそうです。
では、言い逃れをする子はどうでしょう?
1つは
ストレス耐性が低い
ことが考えられます。
前回も書きましたが、本人もいずれバレて叱られるのは予想していると思うんですね。
だけど、それに耐えることができないと想像して「怒られるのを先延ばし」にしている。
それが、言い逃れとして出ると考えられます。
2つめは
言い逃れでうまくいった経験がある
これは、誰でも容易に思いつくんじゃないかと思います。
ウソをついて「うまくいった」と思わせたくないから、いつもウソをつく子になってほしくないから厳しく追求するんですよね。
そこは、最初に書いたように「子どもに不幸になってほしくないから」ですね。
ただ、それが伝わっているかどうかですね~。
そして、3つめは
いい子でいたいから
ちょっと矛盾しているかもしれませんが、自分のことを「いい子」として思っていてほしいとき、子どもはよく自分の汚点を隠します。
まあ、子どもだけじゃないですけどね。
自分のことを認めてほしい、良いところを褒めてほしい、
そんなとき、うっかりやってしまった失敗で自分の評価が下がることに耐えられない。
子どもって一途なんですよね。
それに、小学校3,4年生くらいまでは手先もまだ不器用。
幼稚園児なんかは、軍手を2枚はめているくらいの指先の不器用さを持っていますし、
視野も大人の半分くらいしかありません。
うまくやろうったって、どだい無理なんですよね~。
だから、失敗も多くなる。
本人はちゃんとやろうと思ってるのに、手前にお味噌汁があるのに奥のおかずをとろうとしてお味噌汁をひっくり返したりするんですよね~。
私も何度も何度も怒り心頭になったことあります。
だけど、こぼされたら
床拭きしろって神様のお告げだ
って自分に言い聞かせ、ついでに息子にも拭き方を教えました。
子どもには常に失敗をリカバリーする方法を教えるようにしてきました。
そしたら、息子自身も自分で回復できるから、そこまで頑張ろうとするからです。
なので、
形あるものは滅する
の心です。
私の母はとても厳しい人でしたが、ものを壊して怒ることはありませんでした。
そして、いつもこの言葉を言いました。
形あるものは滅するんよね。
それができないくらい、怒りが頂点に達して止まらないようであればあなたは多分だいぶおつかれです。
休むか誰かに話を聞いてもらう方がいいかもしれません。
子どもさんがウソをつきそうなシチュエーションになったら、
まずは目を見て
どうしたの?
本当のことを教えて。
と淡々と言ってみてください。
優しかったり笑顔だったりする必要は全くありません。
真剣に、でも真実を知りたい、そういう思いで聞いてみてください。
きっと違うと思います。
まとめ
子どもも「ウソ」が良くないのはわかっている。
でも、嫌われたくないし、怖いし、嫌だから、つい言ってしまうことはあります。
それは、自分がひとりぼっちだと感じているからです。
悪いことをしたとしてもお母さんは敵じゃなくて、真実を知って適切に対処してくれる人なんだ、ということが伝わると変化すると私は思っています。