5月にオーストラリアに住む従姉妹とその子どもに会いました。
(「いとこおい」って言うんですって)
一生懸命英語で話しかけてみる私…。
どうやらこちらの言ったことは通じているらしい…。
でも、彼の言っていることが
I wanna be~
までしかわからない…。
何か一生懸命話してくれているんだけど、わからない…。
自分のリスニング力のなさに愕然としてしまいました…。
この
『一生懸命聞いているんだけどわからない』
という感じ、
きっと「聞いて理解する」が苦手な子はこんな感じなんだろうな~。
一生懸命聞こうとすると、ものすごくエネルギーがいるし、聞こえているんだけど、脳の処理が追いつかない…。
周りがざわざわしていたりすると、そっちの音とかことばが入ってきて、余計にわからなくなる。
聞き返してもいいんだけど、何度も聞き返すと相手も嫌な気持ちになるから、
なんとなく、わかったような顔をして、でも頭の中はでいっぱい…。
【発達障害・学習障害って、理解するのが難しい。】
ってよく言われます。
たしかに、わかりにくいかもしれないけど、こうやって状況が変われば誰でもなることだと思います。
障害の疑似体験というのがありますが、それに似た感じかもしれません。
(アイマスクをつけて、リードしてもらいながら道をあるいたり。ヘッドホンをしたり、車椅子に乗ったり、そういうのですね。)
こういうことが、家でも学校でもしょっちゅう起きて、
しかも、すぐに怒られるとしたら…。
どうでしょう?
どんどん元気はなくなるし、
勉強がどんどんわからなくなって、
自分のこともすぐに諦めたり、
やる気もでないし、自信もない。
人のことも嫌いになっていく。
ひとりぼっち…。
そんな気持ちになるんじゃないでしょうか?
その子のこと、よくわからなくてもいい。
誰か一人でも味方になれたら、その子はどんな感じがするでしょう?
理解するよりも味方になる。
ちょっと頭の片隅に置いていただければな、と思います。
まとめ
子どもを理解することはもちろん大切。
だからこそ、私は自分のネガティブな体験は忘れないようにしています。
つらい気持ち、惨めな気持ち、やるせなさ、強い怒り、恥、恐れ、落ち込み、そういうのがどんなシチュエーションで起きたかを覚えて置くことが役に立つからです。
と言ってもすべてわかるわけではないし、わかったと思うことはないと思っています。
人の気持ちなんてそんなに簡単にわかるはずがないし、それがわかると思ったらきっとすごくわかってないと思うからです。
そして、理解しようと努力しても全然わからないこともあります。
そんなときは、そうじゃないときも、その子の味方でいようと努力します。
わからなくても、ずっと味方でいる。
そういう思いで接しています。
今日も読んでいただきありがとうございます。