今日の内容を一言でまとめると
自分の弱さを認められることこそ、強さです。
子どもは泣いていい。
大人も泣いていい。
です。
子どもが泣いた時、
泣くな!!
と言ったことはありますか?
今回は、子どもの「ネガティブな気持ちを抑圧するとどうなるか」というお話を書こうと思います。
私自身は、母にそう言われてすごく嫌だったので
息子には
いっぱい泣いたらいいよー
と言って育ててきました。
息子はさほどワンワンなく子ではないのですが、
私との関係の中で泣くときも、何か別のことで泣くときも
制止したことはありません。
「悲しみ」と同じように「怒り」や「苛立ち」「嫉妬」「イライラ」
といったネガティブな感情を
感じてはいけない
と押し込めてしまうと、
ネガティブな気持ちを自分の中に持っておくことができず
などが表出すると言われています。
(出典 東京学芸大学 大河原美以先生 学習会資料より)
つい、子育てってお母さんメインのように語られることが多いですが、
私はこの「ネガティブ感情の上手な抱え方」ができるかどうかは
お父さんの影響が大きいのでは?
と考えています。
お父さんが、
感情を抑圧することを強いるタイプ
例えば、
とか
とか
というような考えを持っていて、
そういう言動があると
お母さんはお父さんの機嫌が悪くなるのを回避するため
子どもに感情を抑圧するように仕向けるのではないか、と仮説を立てています。
なぜお父さんはそういうのでしょう?
それは、お父さん自身が自分自身のネガティブな感情を上手に処理しきれないまま
大人になってしまったからです。
だから、子どものネガティブな感情が抱えきれず、どうしたらいいのかわからない、パニック状態にあります。
そして、そのパニックを我慢できない、気に食わないという不機嫌で出してしまう。
特に、男の子の場合は、
お父さんが「泣くな」とか「強くあれ!」と強いる場合が多いように思います。
子どもは
「ネガティブな気持ちを我慢できるから成長する」
わけではありません。
ネガティブな気持ちを出したときに、
それを受け止めてもらったから
ネガティブな気持ちの取り扱い方がだんだんわかってくるのです。
泣けない、弱音を吐けない、相談できない、一人でなんとかしようとする、
そんなお父さん
ちょっと心配です。
人に自分の弱みを見せられる強さ
の方がよっぽどか「強い人」なのではないでしょうか?
まとめ
ネガティブな気持ちは人との繋がりを生みます。
ネガティブな気持ちをゆっくりと受け止めてもらったら
子どもは自分でまた歩むことができます。
今日も読んでいただきありがとうございます。