今日の内容を一言でまとめると
子どもをサポートする大人が
なるべく多くのバリエーションを持っておくと
子どもも大人も「挫折感」や「学習性無気力」を持たずに
経験を積み重ねることができます。
です。
子どもというのは「人に自分の思いを伝えること」がなかなかできません。
それを、「この子が自分の口で相手に今言うこと」を目標とすると余計に口を閉ざしてしまいます。
お!!この子、自分で言えそう!
と思ったのに、いざとなったら子どもが全然動かなくて全く何も言えず固まった…
ということないですか⁇
確かに、子どもが自分で自分の考えや思いを相手に伝えることは大切です。
私も、それはとても重要視しているし、
そうできるように息子に対してアシストしてきました。
そのためにやってきたこともいくつかあります。
それは、また別の機会に書くとして、
今回は
「子どもが自分の気持ちや考えを相手に伝える」
ということのアシストの仕方について考えたいと思います。
初めに書いたように、
「言えそう」
と大人が思ったにも関わらず
言えなくて固まってしまうことってよくあります。
そういう時、大人は
ほら、言ってごらん。
さっき言ってたでしょ。
ほら。大丈夫。
できるよ。やってごらん。
と矢継ぎ早に促すのですが、
子どもはどんどん固まって何も言えなくなるばかりで…。
さらに促すんだけど、
結局何も言えないまま
子どもが首を振って
もういい…
と呟いたり…。
これでは、子どももそれをサポートとしようとした大人も
どちらも挫折感しか残らず勿体ない感じがします…。
こういう場合は、
本来の目的「自分の思いや考えを相手に伝える」を外さずに
バリエーションを増やすことが大切です。
いつ?
どこまで?
どうやって?
に分けてバリエーションを増やすと
子どもをアシストしやすくなります。
例えばこんな感じ。
いつ?
後で周りに人が居なくなってから
どこまで?
相手を呼ぶのは大人が手伝う
本当に言いたいことは自分で
どうやって?
直接言う
子どもが固まってしまったら、
ちょっと仕切り直し。
一呼吸置いた方がいいです。
それぞれのバリエーションを考えてみます。
いつ?のバリエーション
「どこまで?」のバリエーション
「どうやって?」のバリエーション
これらを組み合わせていけば
ある程度までは「できた」になるんじゃないかな、と思います。
「いつも直接最初から最後まで自分の口で言わせる」が正解ではない。
ということです。
でも、私は「人に自分の思いを伝えること」をとても大切だと思います。
なぜなら、
その子の考えや思いは言わないと伝わらないから
です。
「人に自分の思いを伝えること」によって自信がつきますし
人とのつながりは社会で生きていくために必要です。
そのつながりを感じられたら、
次は別の方法で「伝える」にチャレンジできると思います。
まとめ
「自分の思いを伝える」というのは、
全て全部自分の口である必要はありません。
サポートする側がバリエーションを用意してみましょう。
今日も読んでいただきありがとうございます。