「ちゃんとさよなら言いなさい!」
ともすれば、大人は子どもの感情の機微を無視して、ちゃんとするを優先するあまりそんなことを言ってしまいそうになることがある。
小学1年生の姪っ子との別れ際。
姪っ子はそっぽを向いて、「さよなら」が言えませんでした。
こういう子は感情が豊かだし、
自分の感情に敏感です。
自分がどうしたいと思っているのか、を感じ取る力が強いから、
「さよなら」って言ってしまったらさよならがドバッと自分に押し寄せてきてしんどくなっちゃうから、
何も言えない。
目を逸らす。
そっぽ向く。
なんてことがあります。
すごく、愛おしい大切にしたい瞬間です。
大人の態度はまちまちでいいと思います。
「ちゃんとさよならいいなさい!」もありだし、
「いいよいいよ。またね。」もありだし、
何も言わずにそのままにしておくのもありです。
子どもの頃のこういう自分の感情がドバッと大きく押し寄せてきて、エネルギーの大きさを考えたら軽々しく態度に出せない、そういう体験や記憶をお持ちの方は、それでよかったんだ、と過去の自分をそのまま受け留めてあげてみてください。
あなたは、あなたの感情を大切にしていい。
それだけ伝わったらいいな、と思います。