あなたは今日1日で何度「選択」をしましたか?
朝目が覚めて起きるか起きないか、これも選択です。
さて、妹から今年小1になる姪っ子にちょうどいい辞書はないかという相談が来ました。
その内容をアップしたInstagramの記事を紹介します。
「♡♡がさ、何で○○なの?って最近よく聞くんじゃけど、♡♡でも読める国語辞典とかあるんかな⁇」
私は、文字が多くて、掲載されている語が上部に表示されてて探しやすいものをおすすめしました。


なんと言ってもかわいいものが好きなビジュアル重視系の姪っ子は見た目で気に入ってくれることでしょう。
ここでふと思いました。
昔、私たちが子どもの頃本屋さんに行って辞書を買うとなった時に、子ども向けの辞書にこんなにバリエーションはあっただろうか?
大人の字が全部明朝体の辞書か、ドラえもんの国語辞典か。
多分2択だった。
でも、今は違います。
本屋さんに行ってみてください。
辞書を買う。
ただそれだけなのに、何種類もあってそこから選ぶことになるのです。
現代は、ただ生きているだけで「たくさんの選択肢から選ぶ」ことを「自分の責任、つまり判断と能力」でやらなければならない世界なんだと思います。
ジーナアイエンガー教授の有名なジャムの実験があります。
詳しい内容は割愛。読んで。
とにかく、「選択肢が多すぎると満足度、幸福度、充実度は下がる」のです。
なので、どんどん自分次第で選択肢が増やせると言われている現代は、ただでさえ選択肢が多すぎて満足度、幸福度、充実度が下がり易くなっているかもしれません。
そんな中で私が提案したいのは
・自分の感情をまず自分が納得できるものとしてつながること
・自分が自分に責任を取ること
自分の感情が人に納得してもらえないものの時、自分の感情をないがしろにしてませんか?
例えば「寂しい」
大人なのに、寂しいだなんて。
子供でもあるまいし。
寂しいなんて人を困らせるだけだ。
寂しいなんて言っても分かってもらえないかもしれない。
そんなふうに考えて、自分の「寂しい」を見ないふりをしていると、いつの間にか自分の「寂しい」を感じなくなります。
それは、決して強くなったのではなく、「寂しい」を感じる心が麻痺してしまって感じにくくなっただけです。
そうやって、自分の中のネガティブな感情を見ないふりしたり、人に認められないからといって感じないようにしていると、本当に自分がどんなことを感じているのかわからなくなってしまいます。
だから、選択肢の多すぎるこの時代。
自分の感じたことを大切にしてみてください。
自分と繋がってみてください。
自分で自分の感じていることがわからないなら、なおさら。
これは練習で段々上手になります。