今日のポイント
誰の人生も代わることはできません。
子どもには子どもの人生が、自分には自分の人生があります。
自分の人生に素直になってみると、子ども自身も素直になれます。
広島市では3月20日頃、県と市の公立小中高校の教職員の異動が新聞にて発表されます。
私は中学校にいたのもありますが、毎年必ずチェックしているんです。
今年度は、中学生の時に生徒会執行部でお世話になった先生が、校長先生に就任されていました。
今から20年前、執行部のみんなで学校の屋上に上がった時、
夕日を見ながら「みんな20年後はどうなっとるかね」と話したことを思い出し、(誰も覚えてなかったけど…)
執行部のメンバー数人に連絡して、先生へのお祝いを提案したんですが…
1ヶ月以上、誰からも連絡は来ず…。
「まいっか。1人でお花を送ろうかな」と思っているところにメンバーから、
「ごめ~ん全然見てなかった、GW帰るよ」と連絡をもらって、
急にですが、今日集まることが実現しました。
先生にもプレゼントを用意して、昔話に花を咲かせてさっき帰宅。
帰りながら、いろんなことをつらつらと思い出しました。
私は学校に対してイヤな思い出があまりないんです。
たくさんの良い先生に指導してもらって、中学の執行部は本当に楽しかったし、
高校のクラブのマネージャーも楽しい思い出ばかりです(成績が超悪かったのは別にして…)
もちろん、悩みが無かったわけではありません。
苦しんだことが一度も無かったわけでもありません。
でも、学校が楽しかったと思わない人が居ることも知っています。
思春期はとてもぐらぐらと不安定な時期です。
羞恥心と自尊心のはざまで揺れ、協調性と個性のあいだでもがきます。
先生や友達に傷つく子もいます。
理解してもらいたい親と精神的に遠い子もいます。
学校に行くにしろ、行かないにしろ、どちらにしても、
その時にしかできないことをやるっていうことが大切なんです。
学校に行けば、友達・授業・先生・資源はたくさんあります。
それが活用できるなら学校に行けばいいでしょう。
逆に、学校じゃないと得られないこともないんです。
フリースクールや習い事でも仲間はできます。
家に居れば、心身の安全が確保されます。
それが必要ならば何よりも先に安心・安全を満たしてあげることが重要です。
不登校の子どもさんを見る時の目安の話も書いています。
目標もなくダラダラするのも、親がいる今しかできないかもしれない。
ほっとけないから親が動く。
それも有りです。
もしかしたら、
その学校が合ってないだけなのかもしれないし、本人の中に動きたくない何かがあるのかもしれない。
それはわかりません。
自分の学びたいことに対して積極的になれば、インターネットでも自分から動いても学べます。
ダメなことって何もなくて全部その子次第だし、全部その子が人生で責任を取っていくんです。
本当にダメな子育ても、
本当にダメな人生もないんです。
ダメだと思っているのは、案外自分がそう思い込んでいるだけってこともあります。
自分が自分に一番ダメ出ししてますよね。
人から言われたとしても、その人が代わりに人生を背負ってくれるわけではありません。
私自身は、どの子の人生も、どのお母さんの子育ても、いつも笑顔で応援していきたいとそう思っています。
なので、カウンセリングでは、その子自身や親御さんご自身の良い所や頑張っているところなど、
なるべくたくさん私からはお伝えしていきます。
もちろん、親御さんや子どもさんに「変わりたい」という思いがあれば全力で応援します。
変わりたいと思えば変わればいいし、変わりたくないと思えば変わらなくていいんです。
全て人生はその人がやったことで作られていきます。
「やりたいけどできない」のは、本当はやりたくないか、まだその時期ではないのかのどちらかです。
学校に行く行かないは目に見える行動で、目安の1つです。
そこではなく、
ということに意識を向けたとき、今、何を大切にしたいのかが見えてくると思います。
はしゃいでもいいし、静かに喜んでもいいんです。
怒鳴ってもいいし、泣いてもいいんです。
かっこ悪くても、不機嫌でも大丈夫。
でも素直になってください。
自分にも人にも。
強がらなくていいんです。
お母さんだからってしっかりしなくていいし、お母さんだからっていつも笑顔でなくていいんです。
しっかりできるにこしたことはない。
笑顔になれることにこしたことはない。
1秒でもできればできたって言っていい。
子育てにも人生にも正解はありません。
あなたが納得するかどうかです。
もし、納得できないなら
納得できる方法を知って実践する。
それだけです。
今日も読んでいただきありがとうございます。