今日のポイント
自分を成長させると見えない世界が見える。
突然ですが最近、達成感を得られたことってありますか
達成感というのは「がんばった」「やり遂げた」という思いで、自分自身に対して「成長している」と感じられることです。
私たちは普段「平和で安全、波風立てずに暮らした~い」と思っています。
だから、できるだけ毎日同じように過ごしています。
だから、自分を変えるのはとてもエネルギーのいることなんです。
だって、昨日上手くいったから今日もうまくいく可能性も高いでしょ。
それは、多くの大型動物ほど力の強くない私たち人類が生き延びるために、遺伝子に組み込まれた知恵でもあります。
ただ、私たち人類も動物ですから、より多用な環境に対応していく適応力と、種の存続のためのバリエーションというのは
拡げておく必要があります。
だから、地球規模では予期せぬ自然災害、
個人レベルではライフステージの変化や子育て、病気など。
さまざまなライフイベントが起きることによって、種の存続がより確実になるように仕向けられているのです。
そして、それによって得られた変化を「成長」と呼び、
自分自身が成長していると実感したときに得られる感情を「達成感」と呼びます。
今回はこの広島で新たな自分を発見し成長した4人の勇者から
「成長」に欠かせない要素を情熱大陸風(いや、ドラクエ風かな)に、紐解いていきましょう。
2016年6月4日 広島
GET ORGANIZED WEEKと題してのライフオーガナイズチャリティイベント。
集まった参加者は100人。
過去最高人数だ。
100人を前にして緊張する2人がいた。
2人はともにライフオーガナイズを学んだ同期。
はじめは中国地方在住のオーガナイザーから情報を集める役割だった。
が、そんなことで終わるハズがなく、登壇が決まった。(しかも休んだミーティングで)
そこから何日も徹夜や打ち合わせ、カラオケボックスでの練習、2回のリハを経て2人は大きく成長。
リハでは
「スライドがわかりにくい」
「2人の話がわかりにくい」
といった改善点を指摘された。
2人は、すぐに家で実践できる内容に加え、見事に要求を上回るわかりやすいスライドを完成させて見せた。
笑顔を観客に投げかけながらゆったりと、かつ絶妙なテンポで話し、抜群のコンビネーションで100人の聴衆の心をぐっとわしづかみにしたのだった。
ここに、2人の成長が結実した。
今回のチャリティイベントのテーマは【片づけ迷子のあなたにおくる~「これだ!」が見つかるリアルオーガナイズ~】
「お家をなんとかしたいけどどうしたら良いかわからない」
「いろいろやったけど、なんか上手くいかない」
そんな思いを持つ、ライフオーガナイズを学ぶのは初めてという参加者に
「どうやってライフオーガナイズの考え方を伝えよう」
「どうやってライフオーガナイズによる変化と可能性を伝えよう」
「そもそも、ライフオーガナイズとはなんなんだろうか?」
そんな思いを抱え、根源的な問いにまで到達し【ライフオーガナイザー入門講座】までをも受講しなおしたのが
3人目の勇者
中原 恵さんだ。
前日の夜中までスライドを確認、手直ししたという。
3人のオーガナイザーの事例をまとめ、かつ、そこにライフオーガナイズの基本的な考え方と手順を入れるという超難題に
何度も何度も涙しながら取り組んだ。
そんな彼女が当日意識したのは笑顔。
観客をしっかりと見据えながら、笑顔で自分らしく話す
彼女の姿勢と、わかりやすくまとめられた内容に、
多くの観客が「うんうん」としっかりとうなづいていた。
彼女の成長はその笑顔に集結された。
最後の勇者は、彼女。
「去年のチャリティーイベントで、当日ドアの開け閉め係だったお味噌ちゃんを。司会に大抜擢っていう、とんだ大博打を仕掛けてくださいました。決まった瞬間、正直、頭の中で叫んだんですよ。ばっかじゃねえの?って…(今だから言えるやつ)。
LO中国チャプターってヤクザなんじゃねえかなって…。」(花田さんブログ記事「いいわけ」より引用)
広島でも初期にライフオーガナイザーとなった彼女。
これまで多くの活動はしてこなかった。
が、
着眼点の鋭さ
軽妙なことば選び
キャラの使い分け
そんな隠れた才能を隠しきれず、司会に大抜擢された。
彼女は才能をみるみるうちに発揮させ、イベント当日はプログラムごとに機知にとんだ
思わずクスッとさせるコメントで、会場を和ませた。
しかも、彼女は思いついたことをどんどん形にしていく。
司会として話をする間に、内容をわかりやすくイメージさせるためのスライドも準備していた。
そう、彼女は爪を隠した能ある鷹だったのだ。
こうして、2016年6月、広島に4人の勇者が誕生した。
いかがだっただろうか。
彼女たちは、数年前まであなたと同じ見る側だった。
それが今では100人の前で話をする存在となった。
何が彼女たちを成長へと導いたのか。
私はそこに「自己成長のための3つの要素」があると感じている。
1.背伸びすること
背伸びすると遠くが見えるのと同じで
私たちも普段確実にできていることから少し足を浮かせて、不安定になることにトライしてみると
これまでとは全く違った景色が見えてくる。
2.人のために働くこと
今ではよく聞かれるようになったことばだが
働く(はたらく)とは「はた(傍)をらく(楽)にする」こと。
すなわち、自分の周りの人をラクに楽しくするために自ら動く、ということだ。
自分のためだけなら甘えがでる。
でも、誰か喜ばせたい、人のため、なら普段以上の力が出せるものなのだ。
3.サポートしてくれる仲間・メンター・賢者の存在
ハリー・ポッターのダンブルドア校長しかり
ビルボやフロドにとってのガンダルフしかり
勇者の成長にはそれを導く賢者の存在が欠かせない。
彼女たちの北極星となって行先を示し、ランタンとなって足元を照らし、
時には太陽、時には北風となった 賢者が5人いた。
立石 悦子さん
彼女たちも過去には勇者だった。
勇者は賢者となり、新しい勇者を支える。
そして、賢者自身もさらに成長する。
成長の前はとてつもなく不安なものだ。
それは、新しいことに挑戦しているというサインなのだ。
成長すれば新しい景色が見える。
それは、不安に打ち勝ち、自らの可動域を拡げたものにしか見えない世界。
観客だった者が勇者となり、そして、賢者として成長する。
そこには笑顔と、充実感と、達成感。
そして、経験したという事実と仲間がある。
だが、そこに一歩踏み出すには代償を払わなければならない。
それは、あなたにしか払えないものだ。
それは少しばかりの勇気と時間。
つまり、あなた自身を削る必要がある。
どんな小さな一歩でも、今までやったことのないことにトライするのであれば、あなたはすでに勇者なのだ。
とまあ、やたらと時間をかけて、ストーリーテラー風に書いてみましたが、
今回のチャリティイベントは本当にすごかった。
ご紹介した上記のみなさんはもちろん、開場を設営したり、当日の受付や案内でお客様をもてなしたみなさん。
実行委員を始め全てのスタッフが、自らの知力と体力を出して作り上げたイベントでした。
この様な場を作って、全国で運営する仕組みを作ってくださっている、日本ライフオーガナイザー協会本部のみなさんにも感謝です。
(タテエツさん、お写真お借りしました)
もちろん、ゲスト講師の岡部梨恵子さんには本当に貴重な情報をたくさんいただきました。
そして、会場に来てくださったお一人お一人。
みなさんが来てくださったことが私たちの励みになりました。
「すごい発見がありました」
「希恵さんの思考の整理を受けたくて来ました」
そんな風に言ってくださった方が多くいらっしゃったこと、本当に感謝です。
お客様の笑顔を見たら、とっても心が熱くなりました。
みなさんの
という思いが伝わってきました。
実は、今回一番成長してないなと思ったのは私自身でした。
整理するのに時間がかかりなかなか書けませんでした。
自分という枠から出ようとしなかった。
可動域は安全地帯のまま。
人との関わりなくして成長はないな、と自戒を込めてのブログでした
ライフオーガナイザーにご興味を持たれたらぜひぜひ、講座を受講してみてください。
それぞれのリンク先にはライフオーガナイザーのブログがあります。
オリジナル講座をやっているオーガナイザーが多数いますよ。
協会認定講座もこちらから見ることができます。 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会
今日も読んでいただきありがとうございます。