今日のポイント
「自分はダメ人間だ」と落ち込む前に、行動を変えてみる。誰かの役にたってみる。
今年度から毎週1回金曜日に、看護学校で「患者心理」という授業を受け持つことになりました。
心理学というのは、私たちが日々当たり前にやっていることを
観察し、分析して
どういう行動が
どういう要因で起きるのか探っている学問、だと私は思っています。
そして、心理学で研究されていることから生き方のバリエーションを知って
自分一人では思いつかないような方法や
これまでやったことの無いような行動で
状況を好転させたり、自分自身を深く知ったり、好きになったり、周囲の人を理解したり…
そんなことに使ってほしいなぁ、と思っています。
心理学に興味を持つ人のほとんどが
というところから出発しているのではないかと思うんです。
私自身、
「自分の気持ちがよくわからない」
「自分の考えなんてなくて、いつも誰かの考えを借りている気がする」
「人と一緒に居れば居るほど、ひとりぼっちな気がする」
「自分より強い感情を表している人がいると、その感情が自分のもののような気がしてくる」
「エラそうにしているクセに何にもできていなくて情けない」
「管理されるのはいやだけど、管理されないと何もできない」
「そんな自分がイヤだからなんとかしたい」
そう思って、学んで、自分を見つめて、考え方をゆっくりじっくり変えて、ここまで来ました。
今でも全てが思い通り、というわけではありません。
まだまだ発展途上
なんせ、今年のテーマが
【自分で決めたルールを守る1年にする】ですから
しかも、もう少しで1年の半分が過ぎちゃうのに、ほとんど守れていませんから…
日々チャレンジなんですわ…
私はとてつもなく意思が弱い人間なので、以前のこの記事「 のんびりだらだらの子向けやる気スイッチの入れ方」
で書いたように、自分自身のやることもルーティン化しています。
自分を変えるというのは、根性とか、性格とか、才能とか、そういうのではありません。
これです。
だから、自分のことを嫌いにならないでほしいんです。
できている人を見て
「あの人は私とは違うけぇ」とか
「私はあんな風に頑張れん」とか
そんな風に思わないでください。
たいして違いません。
頑張るんじゃなくて、出来るような仕組みを作るんです。
バリエーションだって、人に聞いたり、本を読んだりして、いいかも、と思ったら、やってみれば良いんです。
知るだけでも違います。
子どもさんについてもそうです。
うまくいってないのは、お母さんや子どもさんのせいでは無いかもしれません。
単に、仕組みの問題かもしれません。
誰しも、
探しものが見つかる仕組みがあれば
朝起きてから楽しみになる仕組みがあれば
落ち込んだ時に自分を回復させる仕組みがあれば
違う行動を取るんです。
ちなみに、うまくいっている人は不安にならないかというと、そうではありません。
うまくいっている人でも不安は感じます。
辛さや、情けなさも感じます。
でも、うまくいってない人との決定的な違いがあります。
それは、行動です。
うまくいっている人は行動を止めません。
それは、動いていればうまくいくと信じているからです。
それは、心が強いのでは無いんです。
何を信じるかで行動が変わるんです。
だから、今うまくいってないのであれば、ぜひいつもとは違った行動をしてみてください。
きっと勇気がいると思います。
それでも動いてみるんです。
特に、誰かの役に立つ行動がオススメです。
これはストレスを強く感じている人が回復するのに有効な行動として、心理学の研究でわかっています。
家族じゃない誰かの役にたってみるのが特に良いようです。
あなたは必要とされる人なんですよ。
今日も読んでいただきありがとうございます。