今日は本のご紹介
「マインドセット やればできるの研究」
「マインドセット」
スタンフォード大学発の世界的ベストセラー! !
学業・ビジネス・スポーツ・恋愛・人間関係……、
成功と失敗、勝ち負けは、“マインドセット"で決まる。
20年以上の膨大な調査から生まれた、「成功心理学」の古典的名著、増補改訂により新登場!
同じような能力でも、一度の失敗で「もうダメだ」と落ちこむ人と
何が失敗の原因かを考える人がいる。
問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしい問題ほど目を輝かせる子がいる。
それらの違いは、どこからくるのか?
能力や才能は生まれつきではないことを、20年間の調査で実証した、正真正銘の“成功者たちの心理学"。
この本では気持ちの持ちよう(マインドセット)を
「しなやかマインドセット」と「硬直(カチコチ)マインドセット」とに分けています。
「しなやかマインドセット」を持ってものごとを見れば、上手く行かない時
「今、自分はまさに成長している」と感じられます。
しなやかマインドセットでは、失敗は成長の過程で必ずあることと考えます。
むしろ、失敗することで、自分がどの様な状態なのかわかるし、何をすれば目標を達成できるかと考えられるのです。
反対に硬直(カチコチ)マインドセットでは、才能があればできる、才能がなければできない、と考えます。
なので、できない可能性が高いと、才能がないということなので、それを認めたく無いときにはやらないし
才能があればあったで、それ以上の努力はしなくなってしまう、という風になってしまいます。
ものごとをどの様に捉えるかで人生のありようが変わってくる、そんなお話です。
中に出てくるお話が面白いですよ。
小学生が問題をやっています。
難しい問題に直面した時「できないから、やりたくない」という子どもに混ざって
「難しい問題大好き!だってワクワクするもん」という子どもがいました。
「できないから、やりたくない」と言った子どもは硬直マインドセット。
「難しい問題大好きだってワクワクするもん」と言った子どもはしなやかマインドセット
の持ち主です。
このマインドセットは人生の過ごし方にも影響します。
あなたは、理想の人生を思い浮かべた時、どんな自分を思い浮かべますか?
私はずっとお姫様みたいなことを考えていました。
どんなことかというと
『朝起きたら全てが好転していて、何もかもうまくいっている』
眠り姫かよ!っていうね。
だから、できる人や理想の状況というのは、一気に結果に行き着いている
そんなイメージでした。
上手くできる人や、成功している人は、運とか素質とかお金とか育ちとか、元々そういうものをもっている。
もしくは、自分にもそういう恵まれた素質とか環境があれば違うのに…
そんな風に思っていました。
それって結局のところ「私は努力したくない」ということ。
違うんですよね。
幸せや成功は、それを裏付ける努力の上に成り立っている。
また、自分の能力や成果は、それを維持するためのさらなる努力が必要。
すごく納得しました。
これまでもなんとなくわかっていましたが、この本を読んではっきりとわかりました。
つまり、もっと良い方向に変わりたいと思った時、
しなやかマインドセットの人は「変わるためには何をすればいいかな」と考えることができます。
また、私たちはしなやかマインドセットと硬直(カチコチ)マインドセットのどちらも持っていて
その時の状況によってどちらかのマインドセットを使っています。
慣れていること、自信のあることや気軽なことに対してはあまり失敗とは思わず、失敗して学ぶ→次に活かすいうことが難なくできているものなんです。
例えばゲーム。
ゲームオーバーしても「もう一回」となりますよね。
それはそんなに重大でないから。
でも何度も何度も失敗したり、ものすごく気合を入れたりしていたら、ゲームオーバーになった瞬間「もうやめた」となるかもしれません。
ものごとの重要度が、自分にとって高ければ高いほど、1つの失敗を大きく考えがちです。
でも、本当は逆ですね。
重要であればあるほど、1つの失敗を成長の一歩と考えることが大切なんですね~。
そう思ったらもう少しチャレンジできるかも
これを読んで、子どもへの声かけも「がんばらんと上手くならんよ」から
「上手くなりたいから、上手くできない時はイライラするよね。たくさん練習しようね」と変わってきました。
多くの教育機関でも、しなやかマインドセットの考え方で教えることで子どもたちが勇気づけられ、実力をどんどん発揮しているようです。
「子どもを伸ばす声かけをもっと学んでいきたい」と思いを新たにしました。
今日も読んでいただきありがとうございます。