今日のポイント
子どもにルールを教える時は勝ち負けにならないように、相手の言い分もしっかりと聞く
もしかしたら、何か計画があるのかもしれません。
息子は私の仕事場でピアノの練習をします。
最近は自分でリズムを作るのが楽しいらしく、作っては
「かあしゃん、ちょっとこれやってみて」と言ってくるので
リズム感ゼロで、手拍子しながら歌うとどっちかが止まってしまう私は(めんどくせぇ~)と思いながら
「かあしゃんには難しいねぇ」と言いながら付き合っています。
その時に「かあしゃん、鉛筆出して」とかって言ってくる時があるんですね。
あなたは、子どもが頼みごとをしてきたけど適切な言い方でない時どうしていますか?
①「はいはい。」と出す。
②「出してくださいでしょ」と言いながら出す。
③「出してくださいって言えたら出します。はい、やりなおし~」と言って「出してください」と言えたら出す。
私は断然③です。
最近なんとなく、子どもさんを制御しきれないお母さんの特徴がわかってきました。
それは、① と②のお母さんです。
「そんな小さなことで~」と思われるかもしれませんが、多分、そんな小さなことだからこそ、です。
しつけというのは、子どもが社会で気持よく過ごすための社会でのルールを教えたり
子どもが自分では考えられない健康や安全について、教えるためのものです。
そして、親と子どもは人間的には同等ですが、立場的には同等ではないんです。
だから、人間としては親子でお互いに教えられるということはありますが
子どもは親を通して学び、親は子どもに人を気持よくするルールを教えることが必要なんです。
だから、① や②のやり方では、子どもにとっては
というメッセージを行動から伝えている、ということになります。
親は召使いではありませんし、子どもは親で練習して社会での関わり方を学びます。
ただ、難しいのは③のやり方がパワーコントロール
つまりどっちが強いかという、勝ち負けになってはいけないということです。
とっても伝わりづらいですが、
親のほうが「言うことをきかせよう」という思いになったら、その時点でうまくいかないのです。
なので、日頃から子どもとは勝ち負けにならないように、しっかりと説明するということが大切です。
力や脅しでコントロールせずに、子どもの話をしっかりと聞いて、親も説明する
これを意識してください。
③「出してくださいって言えたら出します。はい、やりなおし~」と言って「出してください」と言えたら出す。
この場合でも、子どもが納得してなくて「なんでそんなこと言わんといけんのん」となっていたら、説明が必要です。
「お母さんは召使いではありません。人にものを頼む時は『~してください』と言うことに決まっています。」
とはっきりと明確に言います。
それでも、「ほんじゃあ、もういい」となってしまうかもしれません。
そしたら、慌てずほうっておけばいいんです。
自分で勝手にはぶてたのに、キゲンをとったり、よいしょすることはありません。
自分のキゲンは自分で直すものです。
特に、これまで手取り足取りちやほやといろんなサービスをしてもらっていた子どもさんは、怒りを感じやすいと思いますよ。
私たちだって、いつもはお水とおしぼりが愛想よく出てくるお店で、急に店員が無愛想になって水もおしぼりも出てこない、
となったらイラッとするでしょ?
そして、日頃からお母さんの方でも子どもに「(忙しいところ悪いけど)○○してください」と言うようにしておきます。
子どもにしてほしいことを親が先にやっておけば、子どもはそこまで反発しません。
一度自分の行動や子どもへの言葉がけ、見なおしてみてはいかがでしょうか。
今日も読んでいただきありがとうございます。