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子どもを身動きさせなくする○○使ってませんか? 2016年6月公開記事

2022/07/10

 

今日のポイント

相手の顔とことばが裏腹で、どっちをやっても自分には不利益になる。そんな状態をダブルバインドと言います。


子どもに対して些細なことで怒ってしまったとき、その理由を探すようにあとからあとから怒りの種になるようなものが、あれも、これもと湧いてくる、そんなことって無いですか?


今日の私はちょうどそんな感じ。


怒って大きな声を出してしまったのは、本当にささいなことでした。


お風呂に入ろうと脱衣所で服を脱いでいると、後から来た息子が「ドンッ!!」強く扉を蹴りました。


いつもなら「わ!びっくりした」で終わるところです。


が、今日の私は「ちょっと何しよるんね!!!!」


子どもにとっては晴天の霹靂。


ええ、顔には書いてありましたとも。(え、何でこのくらいのことでこの人は怒ってるんだろう意味不明…)



さてさて、どうして私がいきなり怒ったかというと

実はその前に、私しか知らない3つの地雷があったのです。


その前に巻き戻して見ると

爆発3分前

地雷1 「お風呂に入るよ」とすでに2回も声をかけたのになかなか来なかった。

爆発10分前

地雷2 息子をお風呂に誘う前、洗濯物をたたんだが、昨日の洗濯物も置きっぱなしで布団を引くのに邪魔な状態であった。

   「動画を見る暇があるのに、何で洗濯物は片付けんのん?」と考えた。

   この時私は、考えさせる質問をして注意を促そうと思っていた。

爆発1時間前

地雷3 食後、ピアノの練習を促したところ「今、お腹痛いけぇ、後にする」とテレビを見たいがために先延ばしにした。

   この時私は、お腹の調子が収まるまで待とうと思っていた。


で、ゲージが溜まって鬼人化した、とそんな訳です。


自分が地雷を3つも踏んでいるとは知らない息子。


いきなり怒鳴られてびっくりし、目にいっぱいの涙をためながらこちらを見ていました。


そんな困惑感いっぱいの息子に私が投げかけたことばは

「やりたいことしかやりたくないんだったらお風呂なんか入らんでいいんよ」


これぞ、まさにザ・ダブルバインド。


ダブルバインドとは日本語で「二重拘束」と訳されます。


この例で言うと、息子は「いや、お風呂に入ります」と言っても

「何で?入らんでいいよ別に」と怒られるリスクを負います。

逆に、「じゃあ、入りません」と言っても「あっそ、好きにすれば」と言われ私との関係が断絶してしまうというリスクがあり、

どちらを選んでも良い結果にならないという二重に縛られた状態になるのです。


これをダブルバインドと呼びます。


結果、息子は明言をさけ黙るという作戦に出ました。


奇しくも今日は1日特別講座でコミュニケーションとダブルバインドについて学んできた私…。


「あちゃ~ダブルバインドやっちゃってるわ~」と思いつつも、口は勝手に先述の3つの地雷について説明している…。


余裕があれば「かあしゃん、そのお話もう終わりにしたいんだけど」と言ってくる息子が、今日は一言も挟まない。

ということは相当ビビらせてしまっているな、と、私を見ている私は冷静に観察していましたが…。



さてさて、ダブルバインドについてご理解いただけたでしょうか?


ダブルバインドは私たちの日常に溢れています。


顔をしかめながら「いいよ」と言う。

ニヤニヤしながら「大丈夫?」と言う。

本当はほしいけど「いらない」と言う。


そんな、ことばでは表出されていないメッセージを私たちは常に送ったり、受け取ったりしています。


ダブルバインドして後味の悪い思いをしないコツ。

貯めこまずに、感じた順に1つずつ、自分の考えや思いも含めて事実を伝える。


自分にも人にも、正直でありたいとそう思っています。


今日はそんな私の失敗話でした。


息子とはその後仲直りしていますよ。


子どもを一方的に怒ってしまって後悔することがあります。

仲直りの時、私が「ごめんね」と謝ると、息子は必ず泣きます。

きっとその涙は、気持ちを閉じ込めて気づかないふりをした心のカギが開いたサインなんだと、私は解釈しています。



今日も読んでいただきありがとうございます。

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