今日のポイント
あなたの大切な子どもにどんな人生を歩んでもらいたいと思っとるんかな?
失敗した時、あなたはどんなことを頭に思い浮かべますか?
私は、今でこそ多少落ち込みはするものの「次はこうしよう」と次を考えられるようになりましたが、
以前は「どう思われたじゃろうか…?」とか、「ああ、○○って言えば良かった」とか、「どう言ったらもう少し自分の印象が良くなるんかな…」とか、かなりクヨクヨと しかも打算的に考えて、しばらく思い悩む方でした。
でも、世の中には失敗しても全く動じない人もいるようで。
かの発明家エジソンは
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
- Thomas Edison (トーマス・エジソン) -
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
「 癒やしツアー」さんより引用
と言ったとか。
そして私のかたわらにも、失敗してもケロッとしている人間が…。
それは、夫。
「なんで、失敗したのに落ち込んだりせんのん」と聞いてみたら
「そりゃ、もちろん反省はするよ。でも失敗したのは行動に関してでしょ。その行動を次はせんかったらいい話だし、失敗した僕自身は何も変わってないわけだし。落ち込むって失敗を人格に当てはめる必要ないじゃろ」
ぐわ~~~~~ん
それはもうものすごい衝撃!
ちょっと~!なんでそれ早く教えてくれんかったん?
これを知ってから、失敗からの立ち直りがとっても早くなりました。
そして、「ごめんなさい」が素直に言えるようになりました。
そう。
失敗と人格は関係ない。
失敗は行動に関してであって、変えて同じことを繰り返さないことが大切。
人格はまた別問題。
失敗するいい人(?)もおるし、失敗せん性格の悪い人もおる。
なので、子どもが失敗した時には当たり前だけど、絶対に人格には言及しません。
でも結構おるんよ。
つい、ぱっと口から「あんた、バカなんじゃない」とか
「ほんまにおっちょこちょいなんじゃけぇ」とか
「じゃけぇ、1人じゃ無理って言ったじゃろ」とか…。
(私も過去にかなりキツイこと言ったので今は反省しています)
失敗して一番バツが悪いのは誰かというと…
やっぱり本人。
それを傷に塩を塗るというか追い打ちかけるというか、さらにへこませる必要はない。
子どもはまだ末端の運動機能が発達してないから、こぼすことはたくさんあるし、わざとじゃなくても落としてしまったりすることはたくさんある。
特に、発達障がい傾向の子は、ちょっとぶきっちょだったり、目で距離感をつかんだりするのが苦手だったりする。
あなたの大切な子どもにどんな人生を歩んでもらいたいと思っとるんかな?
あなたの一言から、どんなことを学んでこれからの人生に活かしてほしいと思っとるんかな?
厳しく育てんと社会で苦労するんじゃない。
自分を否定することを周りの大人から学ぶけぇ、社会で自分を大切にする仕方が見えんけぇ苦しむんよ。
どうか、どうか
子どもにはあなたのことばから勇気がもらえるように声をかけてほしい。
幼児さんなら
「大丈夫。次は○○しようね」
もう少し大きい小学校低学年の子なら
「大丈夫。○○すれば大丈夫。やってごらん。がんばったね。」
小学校高学年からは
「これはうまくいかんのがわかったね。次どうしたらいいか考えて試してごらん。」
「これはうまくいかんのがわかったね。前はどうやったらできたっけ?」
親元にいるうちに安心して失敗できるようにしてあげたい。
子どもはパニック状態になると、信頼できる人に寄り添って安心したい気持ちが強くなるんよ。
そんな時、一番信頼したい親になじられたら脳は混乱して『信頼できる人=自分を傷つける人』ってインプットしてしまうんよ。
大きくなって「なんでそんな人選ぶん?」って言うのイヤじゃろ。
とりあえず、「失敗は人格とは関係ない」
忘れんといて。
今日も読んでいただきありがとうございます。