10月の懇談で先生から
「朝の支度がお友達としゃべっていて遅くなりがちです。手順も書いて出しているんですが難しいですかねぇ」といわれました。
家では言われずに、すぐに支度をしたり、決められた手順にしたがってやるべきことを済ませられる息子。
学校では、お友達に話しかけられたらそのままおしゃべりしたり、気になることがあったり、ぼーっとしたりで、
うまくやるべきことを進めるには刺激が多く、かなりの意志を必要としている様子。
そこで、朝のお支度スピードアップ大作戦
1手順を書いて見えるようにする
先生が書いてくださっている手順は教室の前に張ってあるので、視野の狭い息子には「わざわざ見る」という意識を向けないとわかりません。
そこで、先生から手順を聞いて、付せんに書いて、ランドセルに貼りました。
前を見なくても確認できる
しかもお世話好きなお友達が読んでくれるらしい。
2ご褒美の設定
息子のクラスでは、朝のお支度のあと次の日の時間割を書きます。
これが早くできると先生からピカチュウのはんこがもらえるらしい。
「らしい」というのも、一度もそんなもの見たことなかったから、その存在さえ知らなかった~
今までもらったことないのね。
そこで、 「10個ピカチュウはんこがたまったらケーキ買ってあげるよ」とご褒美の設定をしてみました。
「うん わかった」と言ったものの
何日たってももらってくる様子はなし…。
そこで、ご褒美の設定の仕方を間違っていたことに気づきました
ご褒美はその子自身が愛情を感じる形であげなければ意味がありません。
うちの息子は「モノをもらう」「お金をもらう」という物質的なものにはあまり魅力を感じないタイプ。
それよりも「一緒に何かをする」「一緒に楽しいことを考える」という時間と行動を共有することに喜びを感じるタイプ。
おおそうだった。
というわけで、ご褒美の設定を変更
「Kくん、ピカチュウはんこ10個たまったら、かあしゃんとマインクラフト3時間できることにしよっか~?どう?」
「うん わかった」
返事は同じだったけど結果は…
めでたく10個
というわけで、今日は3時間ほどマインクラフトにつき合わせていただいております。
子どもにご褒美を与えるなら、その子自身が愛情を感じる形であげなければ意味がありません。
愛の言語って知っていますか?
何に愛情を感じるかは、人ぞれぞれ違っているんです。
ゲーリー・チャップマン という人が提唱した考え方で
夫婦関係はもちろん、子どもとの関係にもとても役立ちます。
子どもにとっては身体的なタッチはとても有効ですし、欠かせません。
でも、それ以外は「肯定的なことば」よりも一緒に共同で過ごす「クオリティタイム」の方がよりひびいたり、
何かお世話をしてもらったり甘えたりできる「サービス」の方がひびいたり、
本当に欲しいものを作ってもらったり買ってもらう「贈り物」の方がひびいたり
子どもによってさまざまです
見当違いなご褒美は、一時的にうまくいっても長続きしませんし
ご褒美=モノ・お金になってしまうと
いつも何かをもらうことに慣れてしまい
エサがないと動かない…
そのエサもだんだんエスカレートしてしまう
なんてことになりかねません。
子どもが何を大切にしていて、どのタイプの愛情が伝わりやすいかは
お母さんだからわかることがたくさんあると思います。
観察が一番だいじですよ。
ぜひ、こちらの本も読んでみてください。
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今日も読んでいただきありがとうございます