今日は本のご紹介
「発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由」 栗原類
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。
同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。
そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。
されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。
ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。
母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。
誰もが輝けるヒントがみつかる!
<内容>
PART1 僕はADD(注意欠陥障害)
PART2 僕が輝く場所をみつけられるまで
PART3 僕が輝く場所をみつけられた理由
PART4 彼はなぜ輝く場所をみつけられたのか
多くの発達障がいの子どもさんのお母さんがたが悩むこと。
それは、「この子の将来が見えない」ではないでしょうか
きっと不登校でもそうだと思います。
見えない将来への不安。
その将来とは、今度小学生になったら?といった近いものから
この子は社会でやっていけるんだろうか?といった遠いものまで
さまざまです。
だから、何かできることはないかとあらゆる手を探すし、情報も取り入れるし、
いろんなところに行ったり、子どもに発破かけたり、励ましてみたり、ほめてみたり、叱ってみたり…。
最も必要かつ大切なことは3つです。
その子自身をよくよく見てください。
その子と関わるすべての人が、見るだけでわかる取扱説明書(トリセツ)を作るつもりで、その子を観察し記録してください。
相談できる人、中立の立場で今その子に必要なサポートについて気軽に相談できる人を見つけてください。
あなた自身はどんな人生を送りたいか?
ぼんやりでもいいので考えてください。
「私は・・・」を主語にして考え、ことばにして口から出してください。
子どもさんを、将来社会に貢献できる人に育てるために、
この本を読むと、栗原類くん自身が
どの様に自分自身を捉え
どの様に社会と自分と折り合って成長してきたか、がとてもよくわかります。
また、お母さんである栗原泉さんが、類くんをどの様に育てたのかが、とても詳しく書いてあります。
1000万回ダメでも、1000万1回目はうまくいくかもしれない。
あなたの幸せなしに子どもさんの幸せは成立しない。
でも、幸せっていつも笑顔でにこにこハッピーというものではない、
そんなことがとても良くわかる本です。
2人の主治医からも、発達障がいの子どもさんに大切なことがわかりやすく書いてあります。
今日も読んでいただきありがとうございます