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子どもが発達障害だとわかって落ち込んでるあなたへ。 2016年12月公開記事

2022/08/16

子どもさんが発達障がいと診断された親御さんなら

どなたでもとても不安だと思います。


「この子の将来はどうなるんだろう」

「こんな風に思っていいんだろうか」

そんな風に思ったりすることもあると思います。


うちに来られる親御さんも、みんなそうやって悩みながら訪ねてきてくださいます。


私が大切にしているのは、その子のできることを伸ばして、できないこと・苦手なことをカバーできるように力をつける・道具を見つけること。

その子が自分なりに工夫して、自分の特性にあった方法を見つけること。


はっきり言って、周りに合わせることでしんどいのは、小中学生がピークなんじゃないかと思うんです。


だって、大学だったら

講義を録音しても、写真撮っても、動画撮っても、誰にも咎められたりしません。

座る席も自由ですし、提出物だってメールでもOKです。


でも、小学校・中学校だったら、時間割を書くのが大変でも写真を取ることもままならないし、提出も手書きじゃないとだめ。

メールなんてもってのほかです。


スケジュール管理もスマフォでできたり、アラーム使えたら忘れ物だって減ると思います。


なのに、小中学生は使えない。


(いや、本当は使えるんです。でも、周りから浮いてしまうとか、他の子に説明が付かないとか、もう本当にごちゃごちゃうるさいから、本人も親御さんも引いちゃって、「じゃあ、今できる範囲でやろう」とかってなるんです。

「先生がちゃんとチェックしますから」って、スマフォとかデジカメでもいい、それがあれば本人が自分できることを、わざわざ先生の仕事を増やしてまで阻止する意味がわからん。もっと、子どもに力をつけようよ!教育って自分で出来ることを増やしたり、自分の能力を高める方法を教えることでしょ)


ふぅ

ちょっと心の声がはみ出てしまいました。


でね、

  • 出来ることをちゃんと増やしてあげる
  • 愛情を感じ取れる環境に身を置く
  • 自分の特性について理解し、ヘルプを出せるようにする

そういうことをやることが、発達障がいだろうが、定型発達だろうが関係なく、大切かつ必要なことなんです。

周りの子と比べてどうこうなんて関係ないんですよ。

  • あなたの子どもに必要なことは何か
  • あなたの子どもが今日より明日慣れて出来るようになることは何か

そこがだいじなんです。


昨日、今年の春に県外の大学進学のためにうちを卒業していった生徒が、帰省のおみやげを持ってきてくれました。



その子とは、小学5年生から大学受験の高校3年生まで関わらせてもらいました。

初めの1年くらいはほとんどしゃべらず、1時間沈黙とかもありました。

学校でもいじめや先生の無理解などいろいろありまして。

とにかく、小中高と本人が自分自身を理解し、自分にあった方法を探っていくこと。

コミュニケーション能力を高めることに集中して関わりました。

中学受験もありましたので、勉強もやりましたし、大学受験に関しては、自己コントロールやスケジューリングを集中してやりました。


そして、この4月ご家族の力強い協力のもと大学合格となりました。


社会に出れば、異年齢と関わることのほうが多いんです。

「今の年齢でできているはず」という平均値に振り回されないでください。

周りが変わればその子のできる・できないが変わってしまう、そんなものに振り回されないでください。


その子をよく見て、その子の今持っている力を引き出す方法を考え、調べてください。

今出ているものを抑えようとしないでください。

じっとできないのをじっとさせようとするのは無意味です。

どんなときにじっとしているのか観察してください。

また、じっとしていなくてもうまくいく方法を考えましょう。


人の話を聞き分けられないのは、耳がとても良く聞こえるのかもしれません。

感覚過敏について知ってみましょう。

普通にさせようとしないでください。

普通じゃないところがその子の良さです。

普通じゃなくても受け入れる土壌を、まずおうちから作ってみてください。


「あなたのお返事面白いね。お母さんだったら○○って答えるよ。」

と、人によって感じ方が違うことを教えてあげてください。


世の中のルールの中で自傷他害のあること、犯罪に関わる可能性のあることは教えてあげてください。


表現が難しいですが、家族の文化を守る部分と柔軟に変える部分とをもってください。


20代半ばまでは、理論的に判断する脳が完成していません。

ゆっくりと完成する脳の部分なので、何度もわかりやすく教えてあげてください。

子どもさんがまだ幼児で幼いならなおさらです。


まずは、愛情。厳しさも愛情です。(厳しさと冷たさは別物です)

無関心がいけません。

あと、ものや食べ物で釣るのもいけません。


できたらすかさず、「今のができたってことだよ」と伝えます。

できなかったことは見本を見せてやらせます。

注意はもう一度やらせます。

できたらOKです。できなくても、「次はもうちょっとうまくなってるよ」でOKです。


それから、小学生中学年くらいになったら少しずつ、あなたのこんなところがユニークだよ、あなたはこんなところが苦手だよ、人に助けてって言おう、と得意なところと苦手なところを教えてあげてください。


悲観している場合ではありません。

たくさんやることはありますよ。



今日も読んでいただきありがとうございます

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