家庭教師中に生徒さんが寝てしまうこと度々あります。
意外と知らない人が多いのが、発達障がいの子は疲れやすい。
そうなんです。
疲れやすいんです!
「え?あんなにべらべらしゃべってるのに?」
「はい」
「え?あんなに無駄に動いているのに?」
「はい」
ていうか、あんなにべらべらしゃべって、あんなに動いてたら、そりゃ疲れるでしょ。
それに自発的ではないこと、
つまり、
人からなにか要請されて集中するとなると、ものすごくエネルギーを使うんです。
なんというか、昔のラジオみたいな感じなんです。
チューニングするのにめっちゃ神経使う。
だから、
見るときには見る
聞くときには聞く
でも頭の中は忙しい。
なので、1日の中に大きな予定を2つ以上入れるのはオススメしません。
1つを意識すると必ず他がおろそかになりますし、
2つ目や3つ目のためにエネルギーを残しておく、というのが難しいんですね。
シーソーみたいにどちらがか上がると(集中すると)どちらがか下がる(おろそかになる)。
学校でもきっと午後は疲れて、集中できないと思います。
まあ、どんな人でも起きてから17時間経つと軽い酩酊状態になっているのと同じくらい、思考力は低下しているそうなので。
私の遭遇したケースでは、急に眠くなって寝てしまう。
考えることに集中しすぎたり、考えることを強いられたりすると、急に頭が痛くなる、
というのが割りと頻繁にあります。
どちらも本人にはコントロールのしようがありません。
そして、悪気もありません。
特に強いストレスがかかると、急に生あくびがでて返事もあいまいになり…。
ということが起きます。
一応、社会的なスキルとして
日本人のほとんどは、真剣に話してるときにあくびされてるのがわかると気分を悪くするから、なるべく見えんようにするんよ。
とは伝えます。
世の、お父さんお母さん
そして先生をはじめとする指導者の方に知っておいてほしいこと。
彼らは追い詰めると寝ます。
脳がフリーズします。
そして、疲れやすいので疲れていても寝ます。
体が勝手に休息を取ります。
なので、
あなたが怒っていて、子どもさんがあくびをしたり、急に「眠い」と言い出したり、話を聞いてないように見えたら
あなたの話は1ミリグラムも子どもさんに届いていない、と思ってください。
また怒りを察知してもフリーズします。
なので、日を改めて、本人の人格ではなく行動について、どこがいけなかったのか、
どうすればいいのか、をわかりやすく伝えてみてください。
サポートがうまくいって、自己肯定感が育っていくと少しずつ緩和される気はしますが、
ものすごく別人のように対応出来るようになるわけではないなぁ、というのが今のところの感想です。
今日も読んでいただきありがとうございます。