先日のコチラの記事
なかなかの反響をいただきました。
きっと、周囲を見回すと
「あ~おるおる!あの人も呪いの足し算やっとるわ」って思い当たる方もいらっしゃるでしょう。
特に、悲観的になりがちなタイプの方はこの傾向が強いですね。
私のこれまでの実例だと、
【事実+想像=幸せが遠のいていく】
この呪いの足し算をやっているアスペルガー症候群の子に対して、
相談や近況報告のたびに、事実と想像を分ける作業をしてもらったところ、
ネガティブな想像の連鎖(ネガティブラビリンス)を少しずつ減らすことができました。
なので、話を聞く側がゆっくりと、事実≠想像ということを分けて一緒に整理して行くことで
少しずつネガティブな想像で自らをどんどんと落ち込ませたり、
ネガティブな想像で不安になって動けなくなったり、ということから解放されるようです。
これは認知行動療法という心理療法を援用しています。
ただし、時間は年単位でかかります(思考のクセというのはこれほどまでに何度も何度も繰り返して自分に言い聞かせることが必要なんですね)。
私のこれまでの事例からすると思春期の子どもさんの場合、週1回の面接で約5年といったところでしょうか。
お母さんだともっと頻繁にできるかと思います。
ただ、私のこれまでの実例だと、
事実+想像=幸せが遠のいていく。
この呪いの足し算をやっている子どもさんは、実はそのお母さんも呪いの足し算を使っていたりします。
なので、まずはお母さんが「私呪いの足し算してないかしら?」とチェックしてみてください。
そして、大丈夫そうなら子どもさんの話をよく聞いて、
「それはあったこと?それとも、○○ちゃんが思ったこと?」とたずねてみてください。
子どもさんが自分で
「これは実際にあったこと」
「これは私が思ったこと」と分けられるようになると、ネガティブラビリンスから抜け出しやすくなります。
今日も読んでいただきありがとうございます。