どんな組織にもグループにも、ある程度みんなの意見に沿わない人 いますよね。
なんか知らんけど違うこと言ったり、
なんか知らんけどみんなの雰囲気をぶち壊すようなことを言ったり…。
「なんなんあの人」と思うこともあれば、
「あの人いっつも乱すよね」と思うこともあるかもしれません。
でもそういう人がいない、仲の良い、みんなの意見がまとまるグループのほうが間違いを犯しやすいって、
知ってましたか?
実は私たち人間は、どう振る舞えばいいのか確信が持てないとき、周りを参考にして自分の行動を決めるのです。
周りがスピードを出していたら、自分もついついアクセルを踏んでしまう。
それと同じです。
赤信号、みんなで渡れば怖くないってやつですね。
これを「社会的証明」といいます。
しかも、周りと自分が似ていると感じれば感じるほど、同じ行動をしやすくなるのです。
例えその行動が間違っていたとしても。
しかも、声の大きい人、パフォーマンスの大げさな人、さも自信たっぷりな人、権威のある人、の意見が全体の意見になることが多いのです。
たとえ、その意見が間違っていても、その人とは意見が違っていても、乱したくない人は賛成する理由を探します。
ということは全員が空気を読み、みんなの輪を乱さない人ばかりが集まっていると…。
その組織やグループはいつの間にか、気づかないうちに間違いを犯し、しかもその間違いに気づかないまま進んでいく、ということが起きやすくなってしまうのです。
これをグループシンクといいます。
だから、あなたの周りにいるみんなの輪を乱す感じの悪いあの人は、そういう間違いを犯すブレーキ役なんですね。
ブレーキというのは摩擦を利用します。
人と人とのぶつかり合いはまさに摩擦。
でも、その摩擦がないと、グループないしは人類の利益を増やしていくことは難しいようです。
私はできれば穏便に済ませたいタイプですが…。
詳しく知りたい方にオススメの本
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乱す人がグループシンクを阻止していることがよく分かるドラマ
今日も読んでいただきありがとうございます。