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子どもの口が悪いから叩いても、しかたないよね!? 2017年9月公開記事

2022/09/18

 「『お母さんなんか死ね!』と子どもが言います。どうしたらいいんでしょうか?」

とご相談いただきました。


あなたはそんな時、どうされていますか??

ちょっと考えてみてください。

私は子どもがいけないことをした時は

○○と言い、

△△をしている。


その方は「今はどうしているんですか?」と訊いたら

「子どもにはいけないことだとわからせないといけないので、口の横をぎゅーっとおもいっきりつまんで

『こんなことを言う口は悪い口だ!謝りなさい!!』と怒っています。」

こんな返答でした。


このお母さんが子どもさんに教えたいことは、『親に向かって死ねと言ってはいけない』ということだと思うんです。

でも、このお母さんのその考えは子どもさんに伝わっているでしょうか?


多分、伝わっていませんね。


では、何が伝わっているかというと


「悪いことをしたらいためつけられるのは当然のことだ」という考えと、

「悪いことをする人には暴力をふるってもいい」という許可です。



お母さんのこの行動は、例え子どものためを思っていたとしても、暴力をふるうことへの許可を出していることになるのです。

それと同時に『自分は殴られる人間だ』という自分に対するイメージを作ってしまいます。


もし、子どもさんが学校でお友達を殴ったとしたら…。


その理由が『あの子は掃除をさぼっていた』そんな理由だったとしたら。


きっと

「相手がたとえ悪いことをしていたとしても暴力はいけないよ」と諭すのではないでしょうか?


それから、一方的に「自分のいうことをきかせるために暴力をふるう」ことはいじめです。

家庭内でお母さんが子どもに対していじめをしているのと同じなんです。


学校などで自分より弱いものをいじめる子どもさんは必ずどこかでいじめられています。



ほとんどの場合、それは家庭です。


もし、しつけとして子どもに手をあげているなら、今すぐやめる努力をしてみませんか。

(本当に本当に腹が立って、叩きたくなる気持ちわかります。自分で止めるの、本当に難しいですよね。)


私自身、息子を叩いたこと何度もあります。

でも、その度に本当に伝えたいことは伝わっていないし、叩いてしまった自分に自己嫌悪だし、子どもにも申し訳ない気持ちでいっぱいになっていました。

あれは本当につらいですよね。


だからこそ、たたきそうになったらその場を離れてください。

そうしたら、あなたの子どもさんがいじめの加害者になるのを防げます。


「じゃあ、子どもに『死ね』って言われたらどうすればいいんですか?」


そうですよね。


ここでちょっと子どもさんのことも考えてみましょう。


あなたが誰か大好きな人の死を願うのはどんな時ですか??


それは、「わかってほしいけど、わかってもらえない時」ではないですか?

子どもさんもきっとそうじゃないかと思うんです。

(私も子どもの頃別に叩かれたわけでは無いんですが、母のことを何度も「死ねばいいのに!!」って思いました。お母さんごめん。)


本当は大好きなんです。

可愛さあまって憎さ百倍。

そんな感じです。


だから、落ち着いたらきいてあげればいいんです。

「さっき、『死ね』って言ってたでしょう?お母さん、悲しいな。本当にわかって欲しかったこと教えて。」と。



お母さんだからって強くなくっていい。

子どもにもダンナさまにも、そして自分にも、素直であること、実はとても大事です。


素直の意味がわからないなら、気になることを直接聞いてみる。

そんな風にするだけで関係が全然違ってくるだけでなく、自分自身も呼吸がラクになると思います。


ちなみに、子どもを叩いてしまうような状況

子どもが親に「死ね」というような状況

子どもが暴力的になる状況

それぞれ、その前後に何かパターンがあると考えます。


そういう行動を取らざるをえない状況に、あなたや子どもさんは陥っているのかもしれません。


前後のパターンを見つけて変えてみるのも1つの手ですよ。


ちなみに、私は怒りが強い時に、子どもと二人っきりにならないようにしています。

人は大抵の場合、人目があるところでは、怒ったり、暴力をふるったりしにくくなるという研究があります。


目の前のその人以外に自分の強さを見せつけたいとき以外は、概ね人前では強い怒りは出せません。

なので、私はひどく怒った時には子どもと二人っきりにはなりません。


難しいときは窓やドアを開けたり、ビデオを撮ったり、写真を撮ったりそんな風にしたことはありました。


一番しんどかったのは2・3歳でしたねぇ(幸か不幸か、息子は全く覚えてないそうです)。


それから、子どもの語彙が増えてきて、6歳位から話をすることで解決できるようになってきたのが大きいと思います。

なるべく詳しくわかりやすく親として、大人としての考えを話して聞かせます。

その時に、どういう考えを持っているのか息子にも聞いています。

うちの子はおとなしい方かもしれません。


癇癪を一度おこしたらもう手がつけられない、という子どもさんもいます。

なだめてもすかしても、叩いても、そういう子は激しいです。


経験者のお母さんがたの対処法を私もぜひ伺いたいです。


まとめ


子どもが「死ね」などの言っては行けない言葉を言う事ってありますよね。

そんな時、どうやってダメだと教えるのか…。。

もしかしたら、反応しない方がいいのかも知れません。

応えることがいつもいいとは限らないからです。

上手く行かないときは、今までやって上手く行かかった方法はやめて、違うことをやってみるのがブリーフセラピーのセオリーです。


今日も読んでいただきありがとうございます。

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