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子どもの進路に口出しする親は覚悟したほうがいい 2018年1月公開記事

2022/10/05

受験は、ある意味子どもの考えをどこまで尊重しているかが試されます。


子どもの考えをいつまでも

  • 思慮が浅い
  • 先が見えてない
  • 自分がわかっていない

という観点から見ていると、痛い目に合いますよ!


というのも、過去に何人も、親の言いつけに従って、志望校を変えた子が

中退したり、学校に行かなくなったりするのを見たからです。


あくまでも、これは私のこれまで見てきた経験則ですが、親の言いなりにさせたら、言い訳もすべて親のせいになります。


今、読んでいるこの本



この本は、「幸せを感じやすいお金の使い方とは何か?」をわかりやすく様々な心理学や行動経済学の実験結果を元に論述したものです。


この中に、

  • 経験を買う
  • 物質を買う

の2つの買い物の違いについて述べられたところがあります。

やったことよりも、やらなかったことの失望

経験を購入するかどうか迷ったときのことを振り返った人々の83%は、マーク・トウェインの側(筆者注「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう」ということば )につきました。

(中略)

一方、形のある買い物に対しては逆でした。ほとんどの人の最大の後悔は、買わなければよかったと思う品物を買ってしまったことだったのです。

「幸せをお金で買う」5つの授業 エリザベス・ダン マイケル・ノートン p45~46

 

受験は、経験的な買い物と物質的な買い物では、経験としての要素が強いと思います。

『人間、やって失敗した』

よりも

『できたはずなのに、やらなかった』

方が、後悔がいつまでも後を引きます。


それは、自分の可能性をふいにしてしまったからかもしれません。


子どもが進路を選ぶとき、

  • その子に向いているか
  • 長くやれるか
  • 世間的に良しとされるものか
  • 自分の夢を叶えてくれるか

なんかよりも

  • 本人がやりたいかどうか

こっちがよっぽどか大切です。

こっちは絶対に外してはいけません。


『その子の今後の人生に全て責任をとってより幸せを本人が感じられるように生命を尽くす』

そのくらいの覚悟がない限り、子どもの進路を勝手に決めるものではありません。


多分、自分の進路を勝手に決めてくる親に対して子どもが抱くのは絶望感と自己不全感、そして、自己否定感だけだろうと思いますが、それでもやりたいのなら、覚悟してどうぞ


ただ、子ども自身にもよくわかっていないこともあります。


そういう時は丁寧に情報提供をします。

別に希望を言っちゃダメというわけではないですから。

それでも、最終的には子ども自身が自分の意思で選ぶ自由を保証してください。


向き不向きももちろんありますが、本人の「やりたい」という真剣な気持ちが、「向いてない」を凌駕することもあるのです。

反対をするな、とは言っていません。


親の考えを押し付けて、思い通りにするのは危険だ、と言っています。

  • 反対されることをあえてやるんだから、応援とか援助はしない

といった脅しも私は好きではありませんが、

『自分の行動に責任を持ち、嫌なことがあっても真剣に取り組むように』

と伝えるのは良いかと思います。


まとめ


子どもの人生にどこまで介入するか、難しいところだけれども

自傷他害に触れること以外は、本人の「やりたい」が最も優先されるべきだと私は思っています。

こういうことは、進路に限らず「○○ちゃんは、△△したりしないいい子だもんね~」といった普段のことばでも、縛るべきではないという考えからきています。

子どもは確かに未熟です。

でも、未熟なのと人権が無視されていいのは違います。


今日も読んでいただきありがとうございます。

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