言わなくても気づいてあれこれやってくれるオット。
そんな人がいたら『いいなぁ~。』って思います。
うちの夫は全く気が利く方ではありません。
本人曰く
そんなんわざと気を利かせてないんよね
なんだそうですが。(多分そうなんでしょうね。)
それに対して私の父は、かなり気を利かせる方です。
ゴミ出しはもちろん、家の中の修理や、朝車に霜が降りていたら予め溶かしておいてくれたり。
これは好みかもしれませんが、困れば自分でやるので何でも気を利かせてやってくれるよりも、多少、気が利かない方が私はラクです。
いや、やってくれる事自体はありがたい、と思うこともたくさんあるし、感謝はしています。
でも、自分の計画があることも多いので、
「あ~、何もしなくていいよ、って言うの忘れた~!」となることもしばしば。
忖度するオットには、逆に気を遣うことも増えるのでは?と思ったりします。
私は、自分のタイミングで自分のことをやれるとき自由だ、と感じるタイプで、それが、自己肯定感につながると考えています。
いつもお伝えしていますが、実際
ということが、心だけではなく身体の健康にもつながるという研究結果が報告されているんです。
人が決めて自分はそれに従うだけ、というのは、一見ラクそうに見えて、事実ラクなんだけど、
自分自身が生きる意味がさらさらと手のひらからこぼれているという感じです。
なので、いろいろやってくれる父には申し訳ないですが、
『自分のことは自分でやるけぇ、頼んだときだけでいいよ。』というのが本音のところ。
とても優しい父ですが、やはりどこか見返りを求めるものなんですよね。
時々、
『これは、ちょっと余計なお世話かな~。』
と思うことがありまして。
そういうときには、はっきりと
「ごめんなさい。こういうのはいりません。」
ということにしています。
忖度する人は
『こうしておいたら相手は喜ぶだろう』
という「よかれと思って」精神でやっているんですが、コミュニケーションが足らないことが大いにあります。
なんか知らんけど、夜中の小人さんになりたがる…。
私は小人さんよりも普通の人がいい。
なので、
「やった後で、好みじゃなかったら喜べんから予め相談してね。」
と伝えたりします。
そこは、やはり父であっても、人間が違うのでこちらのお願いとして伝えます。
多分、失敗するパターンはそういう、
「よかれと思って」に対して、ぎりぎりまで我慢して怒りで反応する
これだと、怒りのみが伝わってしまい、
とか
は全く伝わりません。
だから、うまくいかないです。
『あれ?』
と思ったら、なるべく心が穏やかなうちに
『ちょっとお願いしたいことがあるんだけど。』
としてみること。
怒りが出る前の早めの対処がおすすめです。
それから、もし「言ったらやるオット」なら、それは言えばやってくれる素晴らしい人なので、
自分とは着眼点と価値観が全く違う世界で生きている人として、丁寧にわかりやすく具体的にお願いしたらいいと思います。
多くの人は勘違いしているんじゃないかと思うんですが、
女王様とか、権力者でもないのに、自分の言うことを聞いてくれる人なんて本当は滅多にいないですよ。
それなのに、言うこと聞いてくれるんですよ。
超貴重
なので、終わった後は
「ありがとう。助かりました。」
と丁寧に伝えてみてください。
気持ちいいと思います。
だって、「すごいね」よりも「ありがとう」の方が自己肯定感を育むんですよ。
自分を肯定してくれる人を嫌いになるはずない。
「私はそう思うけど、夫はまったくそういう人ではなくて…」
ええ。ええ。そういうこともあるでしょう。
でも、こちらの記事でも書きましたが、
人間誰かとコミュニケーションを取っている限りそこには「ペルソナ」が存在するんです。
ということはあなたが、あなたのオットにそういうペルソナをかぶらせるような、態度をしているのかもしれません。
(もし、あなたのオットがいつでもどこでもあなたに接するのと同じ態度なら、きっと会社や他の場所でも困っていることと思います。)
要は、あなたにも影響力があるということです。
そこにあるパターンを見つけてちょっと変えてみませんか?
腹が立つから目を見ない
↓
目を見て、真剣に話を聞く
やってあたりまえでしょ私だって忙しいんだからと思ってぶっきらぼうな態度を取る
↓
丁寧にありがとうと言ってみる
向こうが謝ったら私も謝ってもいいけど
↓
自分から謝ってみる
これは勘違いしている人が多いので、あえて太文字で書きますが、
自分から態度を変える、自分から行動を起こすのは負けではありません
自分からやったほうがイニシアチブ(主導権》を持つんです。
でも、相手に「あいつがそういうならやってやるか」って上から思われるのがイヤだ。
ええええ。そうやって自分のちっぽけなどうでもいいプライドを守って日々イライラして、自分のことに集中できない、なんだか楽しくない人を知っていますよ。
相手に受け取りやすい言葉や態度を表すのは、あなたのプライドが傷つくことではない。
むしろ、あなた自身が自分の生活を暮らしやすくする、とっても大切な地ならしです。
相手が、気持ちよく働ける、動けるというのは、相手にとってあなた自身が大切な人で尊重すべき人だと認識されているに他なりません。
だから、それで相手がホイホイ動いたとしたら、あなた自身が今まで以上に自分自身に価値を感じることができるんです。
逆に、変な意地を張ってうまくいかない状態を続ける方が、日々あなた自身の存在価値とか自己肯定感をざりざりと削っているに等しい。
いいですか、今のままの生活をあと10年も20年も続けたいですか?
子どもにとっても、親がお互いを尊重しているのは自己肯定感の礎になります。
別に仲良くしろ、とは言ってません。
だって、どうしても合わないこともありますし。
だけど、少なくともたまたま乗ったバスの運転手さんくらいには、丁寧に挨拶できますよね?
たまたま料理を運んでくれた店員さんくらいには、お礼がいえますよね。
王様のように対応しろ、とは言ってません。
最低限の一人の人間としての尊重と礼儀をあなたを選んでくれた人に対して持ってもバチは当たらないと思うんです。
『私はありのままだけど、あなたはちゃんとしてよね』
って、無理だと思います。
なぜ、そんなに厳しく言うかというと、私自身があからさまに仲の悪い両親に辟易しているからです。
私は大人だから、自分の世界も時間もやるべきこともあってそんなに気にせずいきていけますが、
小さい子どもだったらどんなに不安で世界がおどろおどろしいだろう、と思うからです。
別に仲なんか良くなくてもいい。
でも、最低限の人間としての礼儀は守って欲しいと願う日々です。
というわけで、
まとめ
忖度するオットだろうが、言ったらやるオットだろうが、
他人なんだから「必要なことは言う。」「人間としての最低限の礼儀は守る」ことを言葉と態度に表すのを試してほしいなぁと思います。
そんなことすらできない、というならそこまで自己犠牲する必要はないと思うので、自立する方法を探った方がいいと思います。
今回は、意地を張ってる強気な人向けに書きましたが、逆もしかりです。
相手にいつも忖度してしまう。
そんな人なら、まず相手にニーズを聞いてみる。
やりたくないことが本当に必要なのか考え直してみる、行動してみる。
そんなことができるかな、と思います。
今日も読んでいただきありがとうございます。