渉 からかわれた?差別されたの間違いだろ。
朔 差別じゃないよ。誰だって小さい子ころは自分と違うものは排除しようとするでしょ。
それって当たり前のことなんだよ。まだ、自分と他人が違うって認識ができてないんだから。
だから、差別じゃなくて区別なんだ。
ゲイとして生きやすい世の中かっていうと微妙だよね。
世の中ほとんどの人がゲイっていう存在を自分とは全く関係のないファンタジーかなにかだと思ってる。
けど、たった一度の人生、自分を偽って生きるのは虚しくない?
この会話は、2018年1月クールのドラマ「隣の家族は青く見える」での一場面です。
ゲイであることを必死に隠そうとする渉と、
自分らしくゲイであることを大切にする朔。
二人の会話の中で、ハッとするセリフがありました。
それが、
誰だって小さい子ころは自分と違うものは排除しようとするでしょ。
それって当たり前のことなんだよ。
まだ、自分と他人が違うって認識ができてないんだから。
朔のこの言葉は核心をついていますね。
私も気をつけないといけないと思っていることの1つです。
これらは、全て自分と人が違う人間だということを区別できていない状態…。
つまり、自己と他者が曖昧で区別できていない状態です。
「私がこう感じているんだから、相手もそう思うだろう。」
これがつい陥ってしまいがちな考え方です。
これの怖いところは、本人は信じて疑わない点。
本人にとって、それは世界を構成するごくごく基本的な骨組みの1つなので、あって当たり前。
空気のようなものなのです。
だから、自分自身で意識するのが難しい。
誰かと摩擦が起きる時、
『あなたの常識を変えてみるチャンスですよ~』
というサインが、
なんかで出ているのかもしれません。
こちらの記事
メディアで引っ張りだこの横浜のライフオーガナイザー®宇高有香さんの記事です。
自分の中に起きた小さな「ひっかかり」を拾って、
今までの自分の考え方を「今の状況と合ってる?」と検討して、
自分と周りが心地よい状況にアップデートする。
+本当に伝えたい気持ちやことばを伝える。
これね、マインドマップや心理学やそういう何かがあったからできたんじゃないんですよ。
そういうの知っていても、知っているだけじゃ意味がない。
もちろん、そういうツールや知識を持っていることはとても大切です。
でも、それを使うために絶対に欠かせないものが1つあります。
それは【私が変わる】という意思と覚悟。
これが無ければ、どんなに素晴らしい考えやツールを持っていたとしてもうまくはいかないでしょう。
宇高有香さんもブログの中でこう書かれています。
自分の身に起こっているストレスや問題はとにかく自分から解決に向かわないと、その先には進めないということをお伝えしたかったので。
今、何かうまくいかないことや摩擦、イライラ、心配、不安、怒りなどを抱えている方は、
情報を入れることや専門家を探すことも大切です。
それと同じぐらい、「私から始める」という決意が大切だと考えてみてください。
ま、実は「みんながちゃんとしてくれない」というのは、「私は変わりたくない」という決意表明だったりするので、
わかってはいるんだけど、なかなかねぇ…
と言った時点で、
あ、私は「変わらない」ことに決めているんだな。
と思ってみると良いかもしれません。
良いとか悪いではないので、自分を責める必要はありません。
そっか。私はそう思ってるんだ~
と感じるだけでいいです。
それから、私のところには日々色々な方からの相談が来ます。
継続してカウンセリングや学習サポートをしている方もいらっしゃいます。
そのためには時間もお金も日々のやりくりも必要です。
そして、こうやってブログを読んでくださっているあなたも「時間」という大切な資源を支払っているんです。
そういう方に言えるのは、
自分の困り事をこうして専門家にしかもお金を払って、自分の時間を割いてまで相談するという行動を取った、
そのことがすでに解決への一歩を踏み出しているし、
自分自身が変わり始めている・変わることに決めたと言ってもいいんだと思うのです。
そのようなコストを払ってくださったあなたに対して、私自身がきちんとできることを明示し、丁寧に関わっていくことが大切だと思っているし、それなりの結果を出すことが求められていると感じています。
本当に本当にありがとうございます。
ちょっと気を引き締め直してがんばりますね。
まとめ
自他の区別がうまくつかないとき、人はそこに「ひっかかり」を感じます。
でも、それは、あなた自身の世界を拡げ、心地よく過ごすチャンスでもあります。
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今日も読んでいただきありがとうございます。